いつも笑顔でいたいから…
今日で本業はひとまず終了。振り返れば、3カ月はあっと言う間だった。今シーズンは主に修学旅行の仕事が多く、愛媛、山口、静岡、東京、埼玉、千葉の中学生のお供をさせてもらった。コースも修学旅行なので、京都、奈良、大阪、兵庫、滋賀と関西を回るのだけど、特に奈良の『法隆寺』はしばらく行きたくないくらい訪れた。連日、中学生仕様にテンションを上げた状態で仕事をしていたので、正直しんどいところもあったけど、逆に私が明るく元気な生徒さん達にいっぱいパワーをもらったりもした。よく考えたら、普通に主婦していたら中学生と接する機会なんて滅多とない。なので、ある意味最近の中学生はお寺を回ってどんな風に感じ、お友達とどんな話をしているか、最近の学校の先生はどんな感じで生徒と接しているのか、何に興味があるのかなど知る事もできた。精神年齢が幼いと言われているだけに、全体的に男の子はかわいくて、将来ペンペンもこういう男の子に育って欲しいなと思うような生徒さんに出逢うと、やっぱり『親の育て方次第』だと感じた。「おはようございます!」「ありがとうございました!」「お願いします!」挨拶できる学校とできない学校と極端だった。学校全体の雰囲気、担任の先生がどうかも関係はある。でも、挨拶ができる子か、できないか子かは、まずは家庭だと思う。ペンペンには元気に挨拶のできる男の子になってもらいたい。連日、中学生と過ごしていると、嫌でも遠いようで近い、10年後の中学3年生になったペンペンの事を考えさせられてしまった。生徒さん達がお友達とおしゃべりしたり、遊んだりしている目の前の光景。こんな『なんでもない光景』でさえ、「できるようになっていたらいいな」と言う夢になっている現実。考えると凹んじゃったりして…。ペンペンの修学旅行は公立の中学校のかな?それとも養護学校のかな?その頃はこの子達のように、しょうもない話を楽しくおしゃべりしているのかな?好きな女の子とか彼女とかいるのかな?1年後のペンペンさえ想像できないのにね…。そんな事など考えながら仕事をしていました。体力的にもしんどかったけど、ママの案内で生徒さんが楽しんでくれ、車内の雰囲気が盛り上がったり、「一緒に写真撮って下さい!」と言ってくれたり(ピチピチの若いガイドじゃないのにね)、握手を求めてくれたり…。今回は生徒さん以上に先生ウケが良かったようで(年齢も先生に近いしね)、トークにも笑って下さったり、「いいガイドさんでした。」とお褒めの言葉を頂いたり、添乗員さんに「こないだはありがとうございました!またガイドさんなんですね!」と再会を喜んで頂いたり…。自分なりに精一杯頑張った結果、得る事のできた満足感。ガイドをしていて良かった。去年の夏からはガイドの仕事に加え、販売のバイトも始めた。7年ぶりの販売で、色々失敗もあったけど、バイト先の店長や社員さん、バイトさん、みんな年下だけど仲間に恵まれている。仕事があるからこそ、今のママがいる。この1年、ペンペンの事以外での悩みも色々あって、春秋は仕事があるからいいとして、夏冬。性格的に家にいたらしょうもない事ばかり考え、ペンペンの前で暗い顔をして過ごしてしまいそうだった。それが嫌だった。家にいたら自分がダメになってしまう→ならば家から出よう→短期でもできるバイトを探そう→販売のバイト面接→採用そして今の生活に至る。義父母、母、旦那の協力のもと、春秋はガイド、夏冬は販売のバイトと、笑顔を振りまき働いた事でペンペンの前では1年『笑顔のママ』でいられた。以前に比べたら、前向きになれた。悩み事がなければ、ここまでがむしゃらに働いていなかっただろうけど、今は仕事に助けられている…。若い頃、プロ意識が欠けた、いい加減な気持ちで働いていたママを知っているガイドの同期にも『主婦になったのに2足のわらじで働いている現状』を「どうしたの?○○ちゃんがそんな働き者になるとは…。」と笑われているし…。ママだって、こうなるとは思ってなかったもん!人生とはわからないものだなぁ…。まもなく、販売のバイトに戻ります。ありがたい事に、こんなどん臭いママなのに店長、社員さんが待ってくれている。秋になれば、またガイドの仕事をする予定。本当はもっとペンペンに手をかけてやりたいのだけど、とりあえず今年いっぱいは仕事をするつもり…。『お世話になってきたバス会社の為』『(販売のバイトの)店の売り上げアップの為』『将来の事も含めた自分自身の為』『いつも笑顔でいられる為』に…。たいした事はできないだろうけど、ママにできる事を頑張っていきたいと思ってます。