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カテゴリ:読んだ本
左岸と対の本ですが、まずは『右岸』から読んでみました。
内容(「BOOK」データベースより) 福岡で隣同士に住んでいた九と茉莉―。 不思議な力を授かりながら、人を救うことができず苦しむ九。 放浪の後、パリで最愛の女性・ネネに出会うが、いつも心の片隅には茉莉がいて…。 辻仁成と江國香織の奏でる二重奏ふたたび。愛を信じることができるあなたに贈る大きな希望の物語。 を読んだ時に、パンドラの箱を開けてしまったように、 心にしっかり蓋をして6年もやり過ごしていた感情がこぼれ出てしまって、 何の気なしに読んだ本一冊でオロオロした自分を思い出しつつ手に取りました。 どんな内容であれ、もうあんなことにはならないと思って読みだしたものの、 主人公の九(男性)が超能力があるっていう現実離れした設定で、どうにも感情移入しにくい 違和感を感じてしまいました。 読み進むうちに馴染んでくるといえば馴染んでくるけど、どこか他所事というか、 「小説だからね」という一歩引き気味の目線のまま。(笑 期待が大きかっただけにちょっと肩透かしでした。 思わぬ喜びは、私自身が小学生時代を福岡市南区で過ごしたので、 物語の場所が福岡市南区の高宮だったので、方言で懐かしさにひたってしまいました。 これってちょっと微妙なコラボ?と思いつつを読むことになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月01日 22時03分54秒
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