独研14(戸山)
今日は都立戸山高校の数学独自入試問題。ここは今まで解いてきた中でも、かなり難しいレベルに入る。神奈川の独自対策で使うとしたら、重要な要素だけ抽出して、演習していく方法がいいだろう。全てそのまま解いてしまうと、下手に自信を失いかねない。 2は関数。途中で出てくる数値があまりきれいではなく、計算力が必要。問1は、考え方自体はそれほど難しくないものの、丁寧に素早く計算していかないと。一応、計算力育成のために、余裕があればやっておく。問2は高さが同じ底辺比と面積比。これも考え方は、一度触れておけばそれほどでもない。が、計算が少し複雑。他の問題で底辺比と面積比の問題は触れた方がいいかも。問3も計算力が必要。ただ別解で、このグラフの中に円を描ければ、実は問1、問2より簡単。 なかなか練習を積まないと出てこない発想。 ということで、問2・3は平面図形の練習にもなる。 3は平面図形問1(1)も、結構しんどい。神奈川では不要。(2)は、あえて証明問題として出題する必要があるのか?と少々疑問。問2はC・Cの法則(←僕のオリジナル)。図形ばかりに目がいってしまい、文章に書いてあることをおそろかにすると、計算が難しくなってしまう。この問題は翠嵐でなければ触れる必要がないかな。 4は立体図形と確率。問1は正八角錐の体積。八角形は触れておいた方がいい。これは、そのまま演習することができる。確認テストで出そう。問2は確率。平面図形の問題になるが、神奈川では不要かな。問3は、動点の問題。ただ1つの点が動くだけで、あまり動点っぽくはない。これも、攻め方のひらめきによって、問1とそれほどレベルが変わらない問題になる。 余裕があればで、もう少し易しい問題を確実に解けるようにした方がいい。 1は小問集合。神奈川ではあまり出てこないレベル。もう全ての問題を解くことができるので、夏にやっておこう。 4の立体図形で、正八角形の考え方は、2月の小田原高校で出た。ちょうど入試1週間か2週間前に正八角形の問題を扱ったので、「ビンゴ!」の思い出が。 受験した生徒達は、図形を見た瞬間に「しめた!」と思ってくれたはず。それだけでも、試験中の気持ちが変わってくるはずだ。特に数学では。 気持ちが乗ってくれば、高得点を取れる可能性が高くなる。逆に気持ちが沈んでいけば、思いもよらぬ低得点を取ってしまうこともある。 この話は、また別の機会に記事にしたい。