こんな世界のはしっこで･･･

酒飲みの気持ち、下戸の気持ち【Lost Controlさま】

こういう、「価値観の共有」みたいなものは、対象が親しかたっり、身近に感じられたりすればするほど、強く求めてしまったり、求められたりするように思える。

職場の同僚とか、同期生ぐらいの距離だと、価値観が反対だったり自分の好きなことに共感してもらえなくても、そんなに気にならなそうだけど、親友とか、恋人とかといった自分にとって身近に感じられる関係だと、同じように感じられないことに、寂しさを覚えたり、場合によっては苛立ちなどさえ感じてしまったりするかもしれない。


多分、好きな人とは同じ気持ち、感情、価値観などを共有したいんでしょうね。で、逆に嫌いな相手とはあまり、そういったことを共有したくないと感じてしまうんじゃないだろうか。（嫌いな相手と）価値観が同じだと知るだけで嫌な気分になったり、あるいはショックを受けてしまったりすることもあると思う。

まあ、中には誰彼かまわず見たいな感じで、周囲の人に自分と同じこと、同じ感情などを求めてしまう人もいるのかもしれませんが。


ともかく、どんな事だってそれを感じる人が自分だけっていうのは寂しいだろうから、できることなら他の人とも分かち合いたい。

でも、少なくても共感は与えられるものではないと思うから、強烈に薦めてみても、空回りに終わってしまうことは多い気がする。というか、私自身は自分が強く推せばおすほど、逆に相手からは引かれてしまったことが多かったような。


自分と違う価値観を持つ人を尊重できるか、あるいはそこまで行かなくても許容できるか。私はこれを考えたとき、なぜか「きもい」という言葉が浮かんだ。

対象の価値観が自分とはあまりに違っていて、とても理解しがたい、または、生理的に受け付けない。とまでなったりした場合に、強烈な拒否反応として「きもい」と思ったり、あるいは言ったりするのだと思う。使ったことがないのでいまいち使いどきがわからないのけど。


理解できない価値観。あるいは半ば生理的、反射的に嫌悪してしまう価値観などは私にもある。または理解したくない価値観とか。そのこと自体はしかたないとは思うけど、ただ、そういう価値観をもつ人にに対して、「きもい」と、どこか貶めるようなことは、できる限りしたくないと思う。

「きもい」と言うことが貶めることになるのかどうかは受け取った人にもよるのだろうし、この言葉をどう使うかということにもあると思う。

ただ、少なくても言われていい印象を持つ言葉ではないだろうから、使わないに越したことはないと思う。その思いは胸の奥深くにとどめて置きたい。まあ、あまりにその感情が強いと、それが行動に出てしまうことがあるのが問題だけど。