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こんな世界のはしっこで・・・

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Oct 13, 2006
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クネクネできない奥様、鼻毛が出ておりますことよさま】

ブログにおける、読み手との距離感に対しては何度か考えたことがあるものの、基本としての方針は全くといっていいほど変化していない気がする。


・記事を書くときは常に(読む人に対して)初対面のつもりで。
・常に少し距離を置いて、誰とでも同じように接していく。
・常連さんとか一見さんとかという意識での区別はあまりしない。


今の方針はだいたいこんなところだと思う。最も、ある時期から方針を決めてそれに従ったというよりは、続けていくうちに徐々にそういう感じに定まっていって、それがいつの間にか方針のような形になったという感じなのだけど。

私の考えでは、ブログというのはエントリ単位でしか読まれないものだと思っています。つまり、今までどんな記事を書いてきたのか、どのような背景を持っている人間が書いているのかというのはあまり重視されないものではないかと感じています。
これは私もそう感じているし、私自身もどちらかといえばその傾向が強いように感じている。

私が「いつも初対面のつもりで」とか「誰とでも同じように」とかいう意識があるのはそのせいだろう。とにかく、内輪ネタとか私信みたいなものを書くということには抵抗がある。

これは、別に私が元々コミュニケーションをとることが苦手で、引っ込み思案だからというだけでもないと思う。


ただ、こうやって常に誰からも一定の距離を置いて接するということは、一見さんに対してとくに壁を作らないという一方で、常連の人たちに対しては「期待させない」ということを意識させることになっていないだろうかと、最近思い始めている。


仕事上などのつきあいを除けば、一人の人と接する時間が長くなっていけば、その人との距離感は縮まっていくものだと思う。

ブログに関しても、記事だけでなくその向こう側の書き手の方に意識が向かっているのなら、常連になるほどその人のブログに通いつめていれば、その人との距離も少しずつ縮まっていくものだと思う。あるいは、その人ともっと親密な関係を築きたいという思いを抱くようになることがあるかもしれない。

でも、こっちが常に一定の距離を保ち続けることによって、だんだん「この人は私とそういう関係になることを望んでいないんじゃないだろうか」と思うようになっていくんじゃないだろうか。


好意を持ってもらえることはもちろん嬉しい。その好意に応えたいとも思う。でも、その期待に応えることは私にはできないのではないだろうかとも思っている。

そればかりか、そのことによって傷つけてしまうのではないだろうか、逆に傷ついたりはしないだろうかとさえ思っている。


結局、「互いが傷つきあうことのないと(私が)感じられる距離感を得たい」という思いが、今の状態を選択させたのだろうな。この選択をすることによって傷つく人もいるとは思うけど、私はおそらく今後もこの距離間を保っていくことになると思う。


しかし、こうやって考えていくと、私はブログをコミュニケーションの道具として使うことをほとんど放棄しているのではないだろうか…と思えてきた。

まあ、自分からコミュニケートを取っていこうと働きかけることはほとんど無いからそうのなのかもしれない。





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Last updated  Oct 13, 2006 11:42:56 PM
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