「おくりびと」。/自分の感覚を変える。
クーラーさえ無い、文明からとりのこされた我が家にようやくHDD付DVDプレイヤーとBS&地上波デジタル放送がやってキター!!
チャンネル一気に増えてhakapyonますますテレビっ子になりそうな予感。
苦労の末据え付けて最初に映ったBS放送は「サッカーW杯討論会(再放送)」。解説陣&トルシエに「無謀だ!」と突っ込まれまくっていた杉山さん提案の“HONDA△ワントップ布陣”、ウズベキ戦でヤット→HONDA△が何回か攻撃の形を作っていいカンジだったのでちょっと見てみたいと思ってしまったわwww
よ~しこれでようやく角沢のいいまつがい実況ならびに松木さんのよっぱらいオヤジ解説&セルジオの何言ってんだか判んないネガティブ解説を聞くことなくBSで代表戦が観られる・・・って既に最終予選終了してますがなwww
さらにようやくBS朝日でACLが観られる・・・って既にガンバ敗退www
続けてデジタル放送で放映されていた真央ちゃんや美姫ちゃんのアイスショーを見る。
ひゃあ、映りが良くて鮮明や~!肌と肉襦袢の差もくっきりや~!(←オイ)
CMになると画面縮むしwww
美姫ちゃんの「レクイエム」は凄い。激しく鬼気迫るものがある。天に向かって段階的に手を上げて行く振付が好きだ。対して真央ちゃんの扇子プロは可憐だ。愛らしい。ふたりとも好対照の素敵な個性。
夕方は「ツールドフランス総集編」、夜はBSで「阪神×巨人」戦とわうわうの「おくりびと」を観る。
雪を頂いた山の稜線が綺麗。日本の田舎の四季が綺麗。バックに流れるチェロの音色が綺麗。モックンの所作が綺麗。丸くなめらかな石に込められた想いが綺麗。
死。生きていれば誰もが必ず当事者となる、他人事では済まない問題。いままで触れてきた死、これから受け入れるであろう死を想い、自然と感情移入させられた。
死者を黄泉の国へ送る手助けをする「おくりびと」たちがもの食うシーンが生生しくて良かった。手と口の回りギトギトさせてケンタッキーフライドチキン食べたくなった。
しかしわうわう加入してないのになぜ映ってるんだ?「おくりびと」wwwおまけに来週の「容疑者Xの献身」の予告まで見れちゃったぢゃないか超ラッキー☆
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ららぽーとのmy書斎(←オイ)で先週読んだ岡ちゃん監督本「岡田武史監督と考えたスポーツと感性」の続きを読む。
シンクロナイズドスイミングの井村コーチの話がメチャ面白い。
ここで井村語録を少し紹介。「本気、本当のものだけが人の心を動かす」「感性は形容詞の多い環境で育つ」「“~そう”というのがオーラ」「足の先にずっと線が続いていくのが見えるように足を伸ばしなさい」「あなたの伸ばした手の先に見えないものが見えるような演技をしなさい」。
これらの話はフィギュアスケートの演技などにも通じるところがあって興味深い。フィギュアスケートの名選手などは空間演出が上手い。身体以上の表現をし、滑っていると大きく見える。
中でも特に印象に残った井村語録は「他人の言葉にハマる時期があったほうがいい。他人の言葉で自分の感覚を変える」。
自分の感覚を絶対だと思わず他人の感覚を受け入れる柔軟さと謙虚な心がさらに成長を促す・・・という意味らしい。
この話を聞いて私が真っ先に思い出したのは、ヤットがオシムさんから教えてもらった自分とは異なる感覚「考えて走れ」。ツンデレ?のヤット、最初は長年の持論「ボールを走らせる」をかたくなに守ろうとし「走らなくてもできることをオシムに認めさせてやる」と豪語したのに、気付けばガンガン前へ走る選手になっていた。それとともに選手として一皮向けた。
より前に進むためには「自分らしさの檻」(←byミスチル)をやぶる勇気も必要なのね。
あと、ヤット関連で思い出したのは岡ちゃんの語る「ゾーン」の定義、「時間の制限された極限の状態で」「生きるか死ぬかの真剣勝負」。久しぶりにガンバ天皇杯の死闘が見たくなった。・・・つ~かあれって今年の話なのよねぇ。もう遠い昔の話のように思えるわ(涙)。
*写真は磐田のシネコンの片隅に座っていた浦和レッズの山田直輝。じゃなくて秋田犬の「ハチ」(←似てるよね?)。