日本では多くの方が文化の日から3連休(K会の皆さんは飛び飛び休みですね
)ですが、こちらの学校の秋休みも終わろうとしています。私もお休みをすっかり満喫しましたが、お休みが終わるのはやはり淋しいです。
この一週間はこちらでは、亡くなった方の魂を弔う、いわゆるお盆のような週間で、昨日11月4日はalla helgons dagen(アッラ ヘルゴンス ダーゲン)、日本語にすると万聖節という特別な日でした
。街ではお墓に飾るための、まるでクリスマスリースのようなかわいいリースが売られていましたが、これはkrans(クランス)
というそうです。
キリスト教(プロテスタント・福音ルーテル派)のこの国ならではの習慣ですが、多くの人がお墓を訪れていました。
私はまだ訪ねることが出来ていないのですが、近いうちに必ずお墓にお参りに行きたい、と思っている人が2人います。1人は前回の2軒目のホームステイ先のSパパのお父さん、そしてもう1人は6年前小学校1年生だった教え子Mくんです。
Sパパのお父さんは、庭仕事、お花のことに詳しい、まじめな顔で突然冗談をいうところがSパパのお父さんだな、と感じる、とても優しい方でした。約2年半前に亡くなりましたが、先日のチョコレートの晩餐のときに、Sパパのお父さんはお菓子好きでいつもお菓子を食べていた、という笑い話になりました
。今でもその存在感の大きさを感じます。
Mくんは当時Mママが担任していた、ちょっとやんちゃな男の子です。私の中ではまだ小さなイメージしかありませんが、14歳の誕生日を迎えた直後の今年の5月に脳腫瘍で亡くなりました。小学5年生で発病して約2年間の壮絶な闘病生活を送ったそうで、Mママからメールでこのことを聞いたときには、とてもショックでした。今日お参りに行ってきたMママの話では、お墓にはリースだけでなく、サッカーボールやビーズ細工といったかわいい飾り物も置いてあり、とても素敵だったそうです
。
人の命は生まれながらにして決まっている、ともいいますが、死という別れほど悲しいものはありません。でも、亡くなった方達の想いをしっかり心に刻んで、毎日を歩んでいきたいです。