11月最後の日曜日
Ja, mår hon leva!ヤー、モー ホン リーェヴァ!英語にすると、Long may he live!これはスウェーデンの誕生日に必ず歌う歌です。今日M家の娘Pippiは友達のお誕生会に呼ばれていました。そのせいか、彼女の頭の中はお誕生日。というわけで、私がお誕生日を迎えた、という設定で一緒に遊ぶことになりました。まずPippiがこの歌を歌い、その後私はさまざまなプレゼント(ゴーグル、長靴、ミニカーなどなど)をもらいました。リボンを切り、テープをはがし、袋を開けるふりをして、ありがとうと御礼を言う。これを何度となく繰り返しました。子どもの想像力は本当にすごいです。そして何度も繰り返すことができる集中力。あと一週間後には次の家族の家に引っ越す予定ですが、離れがたいです。 サンタ!もう3時過ぎには日が暮れる今日この頃ですが、今日は午後5時からこの近所の人が集まり、Tomtepromenad(トムテプロメナード)、直訳すると、「サンタ散歩」に行きました。木の棒に火を灯し、真っ暗な森の中へと入っていきました。森の中の広場には、Lucia(ルシア)に食べるLussikatt(ルシカット)というパンと、クリスマスに食べるPepparkakor(ペッパカーコル)というクッキー、前述のglögg(グロッグ)が用意されていました。 これらをおいしくいただき一息ついたところで、tomten(トムテン:サンタクロース)登場。子ども達はサンタの前に群がり、ある男の子は「トムテン、僕はロボットが欲しい」とお願いしていました。子ども達はクリスマスプレゼントの希望を書いた紙をサンタに渡します。そして最後に、サンタから子ども達へお菓子のプレゼントがありました。 最初サンタに近づいたときには泣き叫んだPippiも、お菓子をもらえるとなると、にこにことサンタに近づき、サンタが退場するときには「Hejdå, tomten!(さようなら、サンタさん!)」と笑顔で手を振っていた。まだまだ気候は秋のようですが、昨日のクリスマス市同様、確実にクリスマスが近づいてきているのだな、と改めて感じました。このようなイベントが隣組で企画されるというのは実に素敵なことだと思います。