昨日月曜日、ヨーテボリ市内にある、日本語コースがある高校の授業を見学しました
。このコースには、ヨーテボリ市内・近郊に住む、日本語を習いたい生徒達が来ています。
1年目のまだ初心者の生徒から、3年目の随分流暢な生徒まで、計3クラス。漫画が大人気の昨今(K会のSさん、Mさん、ドラえもん好きの子もいますよ
)、漫画がきっかけで日本語を勉強するようになった子も増えているそうです。
授業は、スウェーデン語で日本語を説明していく間接教授法で行われています。「みんなの日本語
」という、全て日本語で書かれたテキストを使用しているので、まず仮名を習得する必要があります。1年目の子達は、仮名を平仮名中心に6週間(週に1~2回)練習してからテキストに入ったそうですが、自己学習の程度によって、個人差は大きいです。
この個人差があるクラスのなかで、どのように授業を進めていくか、とても難しいですが、大ベテランの先生は、生徒が能動的に学習できるような導きをしっかりとされており、大変勉強になりました
。
日本人として、外国の人が日本、日本語に興味を持ってくれているということはとても嬉しいことです
。これらの授業を見学し、途中質問に答えるといったお手伝いを少しする中で、「日本語ではこの表現の方がより自然だけど、その理由をうまく説明できない」、「スウェーデン語に直訳できない日本語がたくさんある」、「不自然な日本語を使っていることが多いから、気をつけよう」など、さまざまな思いが交錯しました。普段何気なく使っている日本語の難しさ、奥深さを再認識するとともに、日本語を学ぶ生徒達を通して、私のスウェーデン語の質問に対し、真剣に考えながら答えてくれるスウェーデン人の気持ちがよく分かったひと時でもありました。
今日の私自身への格言を2つ。「教えることは学ぶことである」、「美しい日本語を使うことができる日本人になろう」
。
写真は全く内容とは関係ありませんが、今日友達とfika(フィーカ:お茶)した、友達お勧めの路地裏にある素敵なカフェです
。前から気になっていたのですが、入ったのは今日初めて。街中にあるのに喧騒を感じさせない、こじんまりして落ち着くカフェでした。一緒にフィーカした3人へ。今日は楽しい時間をありがとう
。