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カテゴリ:瑞典生活
皆さん、この1ヵ月、忙しさと途中の体調不良にかまけて更新をすっかりご無沙汰しましたが、お元気にお過ごしですか?ブログの更新がされてないけど元気?と気にかけてくれた方々、ご心配をおかけしましたが、ありがとうございました。
というわけで、この一ヶ月の様子を少しずつ、お伝えしたいと思います。 ニッケルハルパ 10月にスウェーデンの民族楽器ニッケルハルパのレッスンを開始してから4ヶ月目を迎え、3ヶ月楽しく続けられたら購入を・・・と考えていた私は、ついに、ニッケルハルパ購入の日を迎えました。先生の事前下見の後、Skövde(フヴデ)というヨーテボリから車で二時間くらいの町に住んでいる、ニッケルハルパ職人のお宅を訪ねました。 80代のベテラン職人、Tage(ターゲ)さんは、先生の情報によると、スウェーデン一安くて質も良いニッケルハルパ職人さんだとのこと。元々エンジニアとして働かれていたというターゲさんは、精密で使いやすいハルパの制作に長けており、日本やアメリカにも輸出をされているそうです。 というわけで、日本人の私が買うことを喜んでくださった彼は、穏やかな笑顔で、新品のハルパに加え、もう一台、9年前のものでつい最近修理をしたという格安価格のハルパを見せてくださいました。 双方の音、ボタンの使いやすさ、身体へのなじみ具合等を先生とともに比べること1時間、ようやく、9年前のニッケルハルパを購入することに決めたのでした。 というわけで、日本でのボーナスを使っての大人買い、とはなりましたが、楽器は一生もの。次の週、先生のバンドdjärv(ヤルヴ:5人がバイオリン、ニッケルハルパ、コントラバス、フルート、ソプラノサックス、ギター、ドラムを使っての演奏を繰り広げる、ニュー民俗音楽バンド。写真左から2番目が先生。)のしなやかで美しい演奏を聴いて、ますますニッケルハルパの魅力を感じる今日この頃。私が演奏すると、まだ“音色”とはいえないのですが、息の長い付き合いにしていきたいです。 ヨーテボリ国際映画祭 1月26日~2月5日にかけて、ヨーテボリ国際映画祭が開催されました。今年で30回目を迎えたこの映画祭、世界各国の映画を街の至るところで観れるとあって、お祭りムードが漂います。日本からは、「HANABI」「Always~三丁目の夕日」など、計7本が上映されました。私はこの間、「Cyclo」「Buffalo Boy」という2つのベトナム映画と「Linda Linda Linda」という日本映画を観ました。 ベトナム映画鑑賞は初体験でした。それぞれ、ベトナムの都市部・農村部を舞台に、台詞は決して多くなく、ベトナム特有の音楽とともに淡々と物語が進行していくのですが、シンプルなようで実はとても複雑で、人間の内面描写が巧みだという印象を受けました。そして、最後に観たのが日本映画「Linda Linda Linda」。The Blue Heartsの楽曲を学園祭で演奏しようと奮闘する女子高生達の青春を描いたこの映画は、スウェーデン人にも好感触で、清潔感溢れる映画で終始笑が絶えませんでした。 外国で日本映画、アジア映画を観る、というのは、日本で観るのとはまた違う喜びがあります。充実したひと時でした。 29歳の初仕事 2月4日は29回目の誕生日。早生まれということもあり、ずっと20代は続くような錯覚に長らく陥っていた気がするが、気づけば20代最後の年となりました。目の前に見えつつある30代に向け、地にしっかりと足をつけて過ごしていきたい、と思う次第です。 というわけで、29歳の初仕事は、というと・・・ドラえもん。今日2月25日に結婚式を迎えた、ドラえもんが大好きな前職場の同僚Sさん。9月の結婚式に続き、今回も残念ながら出席できなかったのですが、幸いにも余興の中でメッセージを伝えることができました。前職場は体育会系、ということばがぴったり来る、お祭り好きの職場ですが、今回も先輩が楽しい余興の企画をして下さいました。 みんな面白いことをしているよ、という先輩からの連絡を受け、ここで大好きなSさんのために私も一肌脱がねば!と血が騒ぎました。そこでこちらの友人の協力を得て思い浮かんだのが、私がドラえもんになる、という意味のわからない企画です。 内容はこのようなものです…ドラえもんを仮にスウェーデンで新しく出来た彼と設定し、2種類の写真:1.普段の自分、2.手作りのドラえもんお面をかぶり、メークを施した状態の自分、を撮り、メッセージとともに日本に送る。この2写真を組めあわせると恋人同士に見える、という設定です。こう書いてもおそらく内容が不可解でしょうが、とにもかくにも、ドラえもんメークの写真はなかなかの力作となりました。ちなみに、下の写真で一緒に写っている男の子はエキストラ。怪しい日本人のお願いを気持ちよく引き受けてくれ、見事な演技をしてくれたのでした。 実はどんな仕上がりになっているのかは知らないのだが、結婚式でうけてたよ、との知らせを受け、撮影時の恥ずかしさは一掃され、満足感でいっぱいです。企画・撮影を協力してくれた友人、映像を編集してくれた先輩に感謝、そしてそして、Sさん、おめでとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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