cortegen(コテーシェン)とは、フランス語由来で、「行列」という意味です。ここヨーテボリでは毎年5月1日メーデーの前日である4月30日のValborgsmässoafton(ヴァールボリィスメッソアフトン)に、ヨーテボリの工科大学Charmers主催の伝統行事cortegenが催されます。
このcortegenは、Charmers一年生が中心となり、トラックの荷台でパフォーマンスをしながら街中を練り歩くのですが、何十台ものトラックはそれぞれテーマを持っており、風刺的な意味合いを持つものも多く、笑いを誘います。
この日のCharmersの学生はスーツ姿にcharmersの証である白い帽子を被る、という正装で、お酒を片手にこのcortegenを楽しんでいます。
この行列を見ようと、街は子どもからお年寄りまで、人、人、人で溢れており、ヨーテボリにはこんなに人がいたのか、と驚かされるが、お祭りムードに包まれています。中には1990年代のcortegenのハッピを来た卒業生の家族連れなども見られ、この伝統を大切にしていることがよく伝わってきました。この日は日は照っていたものの風が冷たかったのですが、在校生、卒業生、市民が一体となり楽しむこの行事を見て、心が温かくなりました
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は上段左から、ヨーテボリのシンボルポセイドンもびっくりの人だかり。お酒とスーツが良く似合う学生達。下段はスウェーデン人初の宇宙飛行士Christer Fuglesang(クリステル・フォーグレサング)をテーマにしたトラック。