心躍る・・・とき
季節のお花を手にした時、それは心躍る瞬間です。これをどう生けよう*考えはじめるとワクワクします。白藤・芍薬・都忘れがセットの花材。どれも大好きなお花です。藤があるので、まず投げ入れにしようと決めました。器は芍薬のボタン色が映えるように、白藤の白と馴染むように、白の長手の壷に決めました。天は低く白藤で、流しは白藤を長く取り、咲いたお花がいい位置にくるように持っていきました。中心は芍薬3本。根締めはいつもなら都忘れを使う所、芍薬の葉を使って、広がりも出るように生けてみました。生けてる間、無心になれるひと時でした。各地で藤の花の開花が伝えられるようになりました。優雅で気品あふれるれる、枝垂れ花は日本固有の種で、古くから愛されてきたお花です。