【夢の伝え方・拡げ方~Mr,SOBA】
「彼はMr,SOBAだ!若干9歳にして、きっと蕎麦界の革命児になる!」その言葉を聞いてたくさんの人が集まってくれたとき、息子も私も驚きを隠せませんでした。でも、きっとそうなんだ。伝えながら、走りながら、設定していくとゴールは近くなる。===ある一部の方には有名な話?ですが、小三の息子は将来、海外でお蕎麦屋さんを開くことを夢にしています。もともとは近所にある「尾張屋」で食事をしたとき、「お蕎麦屋さんなのに、なんでカレーもラーメンも烏賊の煮付けもあるの!?すごい!!」と、メニューの多さに感動したことがきっかけでした。尾張屋の懐の広さをひしひしと感じた彼でしたが、5年前くらいに、私が軽い貧血で倒れたのを機に、ご飯を自発的に作ってくれるようになりました。「なんか、軽いものでも作るね。玉子焼きでいい?」と言って、冷蔵庫にあるもので、テキトー(笑)だけど、ささっとフライパンを振り、テーブルに出してくれる彼の優しさに何度助けられたことか。その後、どこかで仕入れたらしい「料理男子はモテる!」という情報と、周りの方がいっぱい褒めてくださるというありがたいお気持ちで、彼のモチベーションはさらに上がり、毎年、夏休みの自由研究は、「尾張屋への道」として、料理男子としてどこまで成長できるか!?を突き詰めています。===昨年の夏、ワイン会で、ベルリッツで講師をしているオーストラリア人のアレックスとお互いの家族について話していたとき、「今日は、その息子さんはいないの?」「アレックス、ワインのお店に息子は連れて来れないでしょう(笑)。」「そりゃそうだけど、会いたいな。おもしろい!」「じゃあ、いつか機会があったら!」「ぜひ!オーストラリアのことなら任せて。お店のこともいつでも聞いて。」「ありがとう。彼も1店目はオーストラリア、それが夢なの。」こんな感じで彼の夢を応援してくれて、いつか紹介できればうれしいなと思っていたら、なんと、今年のオーストラリア大使館のチャリティーパーティで再会!「Hanako,久しぶり!今日、彼はいる?ほら、お蕎麦屋さんになりたい息子さん!」なんて、覚えていてもらえて、実際、アレックスの前に息子を連れてきて紹介したとき、、、冒頭のこのセリフを言ってもらえたのでした。「彼はMr,SOBAだ!若干9歳にして、きっと蕎麦界の革命児になる!」Mr,SOBAなんてキャッチーな言葉!!過分な、でもスタイリッシュな彼の言葉に感激していたところ、「え?Mr,SOBAだって!?」「どこどこ?」「まー、こんな小さな男の子が!?」「どんなお店にしたいの!?」「僕、ソムリエやっているから、将来一緒にやろうか?」いつもお世話になっている柴俊夫さんを始めとしたクラブオーストラリアのメンバーやゲストの先生方に囲まれた彼は、いつもの照れ屋さんはどこかに行ってしまったようで、親の私が信じられないほど、目をキラキラさせながら、片言の英語交じりで夢を語り始めたのでした。。。===口で十回言うと「叶う」になるとはよく言いますが、このシーンを目の当たりにした私は、夢を公言していくことの大切さ応援してくださる人のありがたさをしみじみと感じたのでした。彼の技術は言うまでもありませんが、まだまだです。子どもが作ってくれるから良いというレベルから、ちょっとずつ美味しいものが増えているけど、片付けは苦手だし、レシピは見ないし、絶賛修業中です。でも、ちゃんと夢を語って、できることを少しづつでも続けていって、応援してくれる人に感謝して、恩返ししながらご飯を作る。これって、大人にも当てはまるんじゃないかなって思いました。資格を取ったら人脈ができたらお金が集まったら環境が整ったら時間ができたら技術が完成したら(そもそも道に終わりはないので完成はないと思いますが)ね。そんなときなんて、多分、いやきっと、一生来ない気がする。人生一度きり。だったら今すぐ死んでも後悔しないような自分らしい生き方を。彼は蕎麦と食を通じて、私は書道を通じて、美しい仕事をしていきたいなと思っています。【自分の理想のライフスタイルを確立しながら書道サロンを実現していく6ヶ月 】http://hana-michi.com/hanamichi/news.html#lesson_20151001