カテゴリ:海外ならではのできごと
アメリカでは、ステータスがビザであれ永住権であれ市民であれ、住んでいれば、陪
審員をやりなさい、という書類が届く。 ランダムに当てられるのだが、しょっちゅう届く人と、全く届かない人とがある。 私は前者のタイプ。先日もまた、その「赤紙」のような書類が届いた。 私は市民ではない。 ラッキーなことに、陪審員は市民しかできないので、「私は市民ではありませんので ・・・」と知らせれば、「資格なし」ということで、除外してもらえる。 しかし、そのためには書類に記入をして返送し、電話もして、書類に書かれていたの と同じ質問に答えなければならない。 前回にくらべて、その書類も更に立派なものになっていた。私のような「資格なし」 の人に、この書類はどのくらい発送されているのだろう。 なぜ、市民だけに送ることができないのだろうか。 いつも思うが、紙代・発送代・手間賃など、かなり無駄である。 こっちだって、書類を返送するのに切手代がかかるのだ。電話はトールフリーだけ ど。 市民であれば、勤め人であれば会社を休んで、裁判に行かなければならない。 会社は、その間の給料を支払う。 病気をしている人ならば、それを理由に免除してもらったり、延期してもらったりで きるそうだが、子育て中ということは、理由にすることができるのだろうか? もしできなかったら、子どもを預けるお金はもらえるんだろうか?(調べればわかる けど) 陪審員制度を、日本でも取り入れることが検討されているらしい。 しかし、アメリカよりずっと、働くことに熱心な国民が、裁判を理由に休むなんて、 すんなりとできるものだろうか? 一般の人が人を裁くという制度が良いと、日本の政治家(役人)は、本気で思ってい るのだろうか? 陪審員制度に対する私の疑問は、尽きることがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.24 02:04:41
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