カテゴリ:海外ならではのできごと
昨日は、娘を旦那に託して、年に1度の池坊の総会に出かけた。
昼食を食べ、活動報告や、総領事館や県人会のお偉いさんのお話を聞き、最後はメインイベント、日本からお招きした講師が、壇上でいくつか、いけばなのデモンストレーションをしてくれるのだ。 授乳服は着なかった。 ネックレスをつけた。 ジーパンではなく、スラックスをはいた。 運動靴ではなく、パンプスをはいた。 リュックでなく、ハンドバッグを持った。 もともとネイルはきらいなので、そこまではやらなかったが、上記5項目を実行しただけでも、久しぶりで、なんだかうきうきした。 ママ仲間以外の人たち(とはいっても皆、子育ての最中だけど)とお話したり、お食事したりするのも、新鮮で、楽しかった。 それにしてもまあ、参加している中国人の多いこと。 先生が、「このままでは、いけばなの世界は中国にのっとられてしまう」と心配していたが、その気持ちも、よーくわかった。 今の相撲界が、ハワイやモンゴル勢に押されているのと似ている。 良いか悪いかは別として、日本人が創り、育ててきたいけばなが、中国の人に受け継がれると、その性質も変わっていくと思う。 今年の先生は、とても謙虚な方で、アシスタントや通訳の方をとても思いやる姿勢が、言葉やしぐさの端々に現れていたが、そういったことも、いけばなの技巧だけでなく、受け継ぐべき大切なことだと思った。 支部長である私たちの先生が、挨拶で「世界の他の地域で紛争がおこっている今、こうして平和に花を愛でることができることを幸せに思います」と話されていたことも、印象的だった。 日々忙しく過ごしていて、ついつい見失いがちな大切なこととともに、自分が大食い&早食いになってしまったことを、認識させられた1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.07 06:14:08
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