野の花も日々あれこれ考える

殿が、浅めの段ボール箱にいっぱいのいちごをもらってきた。
会社の誰かがいちご農家の人にもらったのだが食べきれないのでと、分けてくれたらしい。

しかし、いくら食いしん坊の我が家でも、そうそういちごばっかりは食べられない。
しかも、どうやらそのいちごは、いちご農家で出荷できないような、いわゆる「パチ」いちごらしい。

はじめは生でいちごミルクにして食べたが、あまり甘くなくて家族には不評だった。
そこで次は、牛乳とバナナと氷と一緒にミキサーにかけて、スムージー風にしてみた。
これはなかなかいけると好評だった。

しかし、まだまだいちごはずいぶん残っている。
しかも、少しずつ痛み始はじめている気配が…。

仕方なく、最後の手段に出た。
そう、ジャムにしてしまおうというのだ。

しかし、私はもともといちごジャムがあまり好きではない。
だから今までいちごジャムなんて作ろうと思ったことさえなかった。
しかし、背に腹はかえられぬ。
今、これを書きながら、温まったいちごの独特のニオイに参りながら、くつくつと煮ている。

明日には煮あがったジャムがすっかり冷めて、ちょうど食べごろになるだろう。
うまく行ったら画像入りでその出来具合を披露しよう。

…今、ちょうど粒入りいちごシロップのような状態になっている。どんどんでてくるアクをひくのが非常にめんどくさい。