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テーマ:食べ物あれこれ(50342)
カテゴリ:暮らしのあれこれ
先日、私のとても大切な友人が、おいしい新米を送ってくれた。
それはもう、炊く前からいかにもおいしそうな美しいお米で、友人の勧めに従って水をうんとへらして硬めに炊いてみると、つやつやぴかぴかのいい匂いのするご飯に炊きあがった。 焼いた鮭のハラスや明太子やお漬物で、みんな何度も何度もおかわりをして楽しんだ。 あまりにおいしくて、みんなおなかいっぱいになりながらも、 「明日の朝は道の駅で産みたて卵を買ってきて、卵ご飯を食べたいなぁ」 なんて言っていた。 お米と一緒に、友人はとんこつラーメンも送ってくれていた。 おそらく、地元ではポピュラーなものなのだろうと思うのだが、私の住んでいる地域では見たことがないパッケージだ。 友人のお嬢さんが大好きなものだという。 実は、私はとんこつラーメンと言うものを食べたことがなかった。 食べるチャンスがなかった、というのもあるのだが、あの白濁したスープの見た目から、あれはきっととても濃い味で、私の歳で食べると胸焼けのするようなものだと勝手に決め付けていたのだ。 友人の手紙には「超とんこつのパンチの効いた味」と書かれているので、ちょっとビビリながら食べてみた。 すると、勝手に思い込んでいた味とはまったく違って、それは私の大好きな種類の味で(と言っても、初めて食べる系統の味だったのだが)、一気にスープも全部飲んでしまった。 そして、少し落ち着いてから「ああーー、私、こんなに美味しいものを今まで知らなかったんだー」と悔しい気持ちになった。 太郎に「とんこつってこんなにおいしいとは知らなかったわー。」と言いながら作ってやると、「おかん、よかったなぁ。僕らもうちょっとで人生ひとつソンするとこやったな。」と笑われた。 友人とはものすごく離れたところに住んでいるので、なかなか会うことはできないのだが、こういう風にお互いの地元の味を送りあったりできるというのもなかなかいいもんだなぁとしみじみ思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年10月23日 13時29分47秒
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