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野の花も日々あれこれ考える

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2007年02月20日
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カテゴリ:暮らしのあれこれ
昨日から町の防災放送で「20日午後11時から21日午前5時まで、水道工事のため断水を行います」の放送が繰り返し流されていた。

私の住む町の水道は、付近とは違う水系から引いていたらしく、料金が周囲の市町村に比べてとても高かったため、市町村合併の際それを是正するという話があったのだが、合併から1年以上がたって、やっと今月から他の地域と同じ料金に引き下げられることになった。

おそらく、それになにか関わる工事なのではないかと思うのだが、それにしても6時間の断水なんて、私は生まれてこの方経験したことがない。
11時といえば、中学生の太郎はまだまだ起きているし、殿もヘタをするとまだ帰らない時間だ。

前日から家族全員に状況を繰り返し説明し、子供達は9時までにはお風呂と歯磨きを済ませておくように、殿には最低でも10時には帰ってきて食事を済ませてお風呂に入ってくれるように頼んでおいた。
食事の後片付けを考えると、10時半には食べ終わってほしい。

問題はトイレだ。
だが、トイレもタンクに1回分くらいはたまっているだろうし、お風呂のお湯を残しておいて、いざとなったらバケツで汲んで流せばいいかな、と思った。

念のため、防災用のペットボトルの水が6本あることも確認した。
やかんにも水を入れておく。


10時半にはみんながお風呂に入り終わって、洗い物も済み、心配するほどのことはなかったのだが、トイレは「これから朝までいけない」と思うと余計に行きたくなるようで(笑)、11時少し前には太郎と花子が二人で繰り返し行っていた。

花子が「きっとさぁ、今、街じゅうの人が『最後にもう一回行っとこう』ってトイレに言ってるよね」と言って笑った。


結局、朝までなにごともなく済んだのだが、夜中の6時間の断水でも「ちょっとドキドキするね」と花子が言うように、なにか不安な気分になるのだから、もしも大きな災害が起きて、長期にわたって断水するようなことになったら、本当に大変なことになるだろうと、少しぞっとした。

でも、これは防災の準備を見直すいいチャンスかも知れないな、とも思う。
気がついたこのときに、防災用品のメンテナンスをしておこう。


そうそう、防災といえば、数年前この辺りに大きな台風が来て電柱がやられてしまい、かなり長い時間、停電したことがあった。
夕方からの停電だったので、灯りが必要になり、それまで使ったことのなかった電池式のランタンや懐中電灯を本格的に使った。

食事の時にはロウソクも使ったのだが、その時に絶対に必要だと感じてあくる日に買ったものがこれ。

キャンドルセット

キャンドルを入れるとランタンになるキャンドルカバーと、スペアキャンドル。

電池式のランタンや懐中電灯はけっこう電池の消耗が激しいので、長時間点けるのにはやはりキャンドルやろうそくが便利なのだが、その際、少しの振動で倒れたり、風で消えてしまったりすることがちょっとストレスなのだ。

そして何よりも、子供達がいる場合、ついキャンドルの上に手を出してしまったりという、火の事故が怖い。

そこで、このキャンドルカバーを使えば、炎がむき出しになっていないので事故も少ないし、風が吹いても消えにくく、アウトドアでも使えるのだ。
(ただし、使用時間によって本体やガラスも熱くなるので、点灯後は素手で触らないようにしなければならない。)
小さいお子さんがおられるご家庭の防災用品には、ぜひ一つ入れておくことをオススメしたいと思う。

懐中電灯の緊迫した強い光とは違って、非常事態でもこのキャンドルの光が気持ちを落ち着けてくれるようにも思う。


画像前列は、ラベンダー・ミント・ももの香りのキャンドルと、受け皿。
香りのいいキャンドルなども、少し遊び心で防災グッズに入れておくといいのではないかと思う。
ギリギリの線よりも、ほんの少し気持ちの余裕の感じられる防災用品を準備しておくと、いざと言うときのパニックを少しやわらげられる気がする。

もっとも我が家のように、防災持ち出しなのか、ピクニックの準備なのかわからんようなのもいかがなものかと思うが。





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Last updated  2007年02月22日 10時38分19秒
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