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カテゴリ:市場が間違っている?
ㅤアスラポート・ダイニングがJFLAを株式交換によって完全子会社化するとのこと。
今のところ、その交換比率に株価がサヤ寄せしきれてない状況ですので今回はそのあたりのことを。 1.完全子会社化、交換比率など 私は、株主優待大盤振る舞いのアスラポート・ダイニング、低位株のJFLAの両方を保有してたんですけど、以下のプレス資料が3月16日に公表されてたことに先週末はじめて気づいたんです(優待古事記活動に集中してたため見落としてました)。 ○株式会社アスラポート・ダイニングによるジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社の株式交換による完全子会社化に関する株式交換契約締結のお知らせ(3月16日、AD社Web) アスラポート・ダイニングがJFLAを株式交換により完全子会社化するということで、 その交換比率は、JFLA1株につきアスラポート・ダイニング0.9株を交付。 交換実施予定日は8月1日で、JFLA株の最終売買日が7月26日。 2.株価 JFLA1株につきアスラポート・ダイニング0.9株が交付されるのだから、 JFLAの株価 = アスラポート・ダイニングの株価 × 0.9 となるはずなのだけど、 4月2日の終値時点でも アスラポート・ダイニングの株価576円に対し、 JFLAの株価が480円 アスラポート・ダイニングの株価から算出したJFLAの価格は、576×0.9=518.4円 まだ、7.4%ほどディスカウントされている状態。 素直に受け止めれば、この完全子会社化、株式交換がご破算になるリスクを見込んでいる株価ということなのだけど、 実際には、残るハードルは両社の6月下旬の株主総会で承認が得られないことだけ。だけど、そういうシナリオは株主構成等からもちょっと想像できない。 なので、単純にいわゆるボロ株であるJFLAが敬遠されているだけなんだろうな。 3.取り得る選択肢 この両社の株価の乖離がある状況で、取り得る選択肢は以下の2つかなと思います。 a.両社とも買わない アスラポート・ダイニング社の株価は大盤振る舞いの株主優待のおかげで割高になっていると判断して、そもそもこの両社には手を出さないという選択肢 b.JFLA株を持つ 今後アスラポート・ダイニングの株を持ってもいいと思うなら、今の段階では割安に入手できるJFLAの方を持っておくという選択肢 今の段階で、アスラポート・ダイニング社の株の方を持っておくという合理的な理由はあまりないように思います。 4.感想など ということで、私は昨日遅ればせながら、アスラポート・ダイニングを全株売却し、JFLAを少し多めに買ってみました。 20年ぐらい前に段ボールのレンゴーが業績不振のセッツを合併した時も、合併直前までセッツがかなり割安な状態だったことを思い出しました。 いくら株式交換の比率が公表されていても、業績不振企業の株を買うというのはためらわれるものなんでしょうね(特に機関投資家だと、そもそも買えない内規があるかも)。 ※投資は、損しても得しても自己責任で! ※同様の分野のランキング。優良ブログが見つかるかも。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 3, 2018 07:38:10 AM
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