瀬田文庫
うちから歩いて30秒のところに故瀬田貞二さんの家がある。作家で翻訳家で児童文学にかかわってきた方。「指輪物語」とか「ナルニア物語」とか「3匹のやぎのがらがらどん」とかの翻訳を手がけたすごい方。生前、自宅の一室を開放して近所の子供たちに本を貸し出していた(これは今奥さんと娘さんとで続けてくださっている)ちっちゃな図書館私も子供のころ毎週本を借りに通った。瀬田さんはいつも波平さんのような着物を着ている、穏やかでやさしいおじさんだった。とても好きだったあの庭の見える本のたくさんある部屋も、瀬田さんも。私の子供のころの宝物のような時間とっても、居心地が良かったの。まさかこんなすごい人とはつゆ知らず…。 昨年春、瀬田宅玄関先の桜を押し花にしたくて、お願いして枝を少し頂いた。その際、リフォームするのでこの桜はもうすぐ切っちゃうのよと聞かされ、とても残念に思った。本の重みで家が傾いてしまったという。びっくり。瀬田文庫には肌色君もまる師匠もお世話になった。今は読み聞かせもしてくれている。この夏、リフォームが完了したので、昨日遅ればせながら、あの時の桜を額にして御礼に伺ってきた。まる師匠と一緒に。とても喜んでくれて、今度泊まりに来てなんて言われちゃった。嬉しい…ポッチリいつもありがとです。一日一回クリック!人気blogランキングへ