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カテゴリ:周囲の人
先日、叔父が亡くなりました。
初夏に初めて癌だと聞いてからあっという間。 初回の手術を終え、お盆に会った時は次回の手術に向け、体力をつけて挑むと力強く話してくれました。 自分の病について相当勉強したらしく、見舞った私達に大腸癌にならないための食べ物や、病気についてを詳しく教えてくれました。自らの身体について知り、悟りを開きなお、果敢に病に立ち向かう姿には、大変驚き、尊敬せずにはいられませんでした。 薬の副作用で食事を採れなくなり再入院したのが今月はじめ。 それから3週間足らずの間、急激に弱る自らの死後を予感していたのでしょう。準備も周到にしていました。 式場の入り口には叔父が選んだ時代、時代の写真を並び、通夜には自ら記した経歴と言葉を娘婿が読み上げました。 今迄私が知る事の無かった、叔父の生い立ち、仕事、趣味、そして入院にいたる経緯が叔父の言葉で語られ、最後に「残念です。」と…。 その後、孫2人がお別れの言葉を読み上げ、友人が遺影に語りかけ、こんなに胸の痛くなる通夜は、はじめてでした。 無宗教での葬儀や火葬場でのあれこれも妹さんによく頼んであったようで、行き届いていました。妻に託さなかったのは、喪主となる忙しさと、辛い感情をよく分かっていたからだと思います。 ほんとうに、最期まで素晴らしい叔父でした。 ほんとうに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.01 00:14:51
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