カテゴリ:中国
人類の未来は、監視社会になるのだろうか?? あの「1984年」の世界に・・・・
SNSの発展?を、きっかけとして、その利便性と引き換えに失うものは、何か・・・・
コロナ禍の中で、世界は、あの強権中国の(見事なまでの)人民制御、人民統制を、目の当たりにした。それに比べて、先進国、民主主義国内でのブザマな対応と、多くの犠牲・・・・
全体主義、独裁国家の危機管理上の優位性が、露骨に指摘された。
様々な矛盾を抱えながらも、前に進むしかないのだろうが・・・モヤモヤとしたものが、いつまでも消えることはない。
皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ――――――――――――――――――――――――――――――――― 中国の監視網、数秒で20億人識別 プライバシー侵害か 2021-6-9 峯村健司(編集委員) 朝日新聞
中国の街頭や公共施設などには、あらゆる場所に監視カメラが設置されており、その多くが人工知能(AI)を搭載した顔認証システムと連動しているとされる。
逃亡犯の逮捕や犯罪抑止に効果を上げる一方、プライバシーの侵害を指摘する声もある。
中国当局、ウイグル巡り監視リスト 日本人895人記載
上海市当局がネット上で管理していたとみられる、日本人も含む大量の個人情報データについて、専門家はデータから入手できる顔写真と監視カメラを利用すれば、対象者を常に監視できると指摘する。
中国メディアによると、2018年に中国各地で開かれた「香港四天王」と呼ばれた人気歌手、張学友(ジャッキー・チュン)さんによる全国ツアーの各地の会場で、様々な事件で指名手配されるなどして当局が行方を追っていた容疑者たちが次々と拘束された。
会場内に設置された監視カメラで映し出された容疑者の顔と、警察が持つ顔写真データをAIが照合して見つけ出したもので、全国で計約60人が拘束された。
BBC記者、わずか7分後に「拘束」
「張さんの大ファンでコンサートをどうしても見たかった。大きな会場内で、まさか見つかるとは思わなかった」。経済事件で指名手配中に、江西省南昌の約6万人の会場で拘束された容疑者の男は、調べに対してそう供述したという。
こうした監視網は「天網(悪事を逃さないよう天が張り巡らせた網)」と呼ばれる。数秒間で20億人を識別して、対象となる人物を特定できるとされるシステムだ。
英調査会社「コンパリテック」は、中国内には約2億台の監視カメラがあると推計。中国全土の公共施設をほぼカバーしているという。
英BBCの記者が17年、中国南部・貴州省貴陽市の警察当局の協力を得て、「天網」システムの実験をした。自身の顔写真を提供してシステムに登録。「指名手配犯」として警察署から逃亡を図ったものの、わずか7分後に「拘束」された。
このシステムによって検挙率は上がったものの、プライバシーの侵害も問題になっている。中国各地の警察当局は、信号無視などの交通違反をした人の顔写真や氏名、身分証番号を街頭テレビで映し出している。
また、当局が警戒する少数民族や人権活動家らの監視強化にもつながっている。人権活動に取り組む中国人弁護士は「かつてのような当局による尾行はなくなったが、『天網』によって24時間、居場所を把握されるようになり、活動が難しくなっている」と語る。(編集委員・峯村健司) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.06.26 03:19:29
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