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2024.07.20
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カテゴリ:社会主義

社会主義=全体主義の惨状・・・独裁者の蛮行で、国家そのものが、ボロボロに、なっていく  2024-7-20  はんぺん

 東欧の社会主義国だったルーマニアを、日本共産党は、冷戦下の社会主義体制下での中ソ対立に対する(第3極)として、高く評価・・・当時の中国にも、ソ連にも、対等に(モノを言える)ユーゴスラビア・ルーマニア・日本共産党などの「自主独立路線」に一定の存在感があった・・・・

 

しかし、その内実が、次第に明らかになっていく・・・やはり、全体主義の惨状が・・・・ボロボロの惨状が・・・

 

(ウイキペディアから)

中ソ対立においてソビエト連邦共産党と中国共産党双方に与せず、独自方針をとる共産党・社会主義政党の路線である。 日本では特に1961年以降の日本共産党の政党外交路線をさし、「他国の共産党には従属せず、日本革命の責任は日本共産党が負う」というもの。

 

020. クリスマスに処刑。…20111225  Alte Burggeschichte / 古城物語」

 

チャウシェスク夫妻のムチャクチャぶりに、夫妻の独裁国家たるルーマニアは、1980年代に貿易赤字が2兆円を突破!

 

経済開発のために西側諸国から130億ドルを超える融資を受けたものの、経済の立て直しに失敗し、莫大な対外債務を背負うことになり、国家財政は破綻寸前となりました。

 

経済破綻→耐乏政策、飢餓輸出

輸入を抑え、輸出を多くすることで外貨を獲得する。

ルーマニア国内で生産、収穫された穀物や工業製品のほとんどを輸出に回し、莫大な対外債務を9年で完済するが、そのしわ寄せとして、国内で物資が不足し配給制度に・・・。

 

商店には行列ができ、やっと入手できたものも、どうしようもない粗悪品・・・。

パン一つにさえ事欠く毎日となりました。

停電、ガスの不安定供給は当たり前。

暖房を制限され、冬は氷点下の寒さに震える。

 

国家の私物化

窮乏した国民生活をよそに、大統領夫妻は贅沢三昧、国内各地に豪華な別荘を建て、バカンスや狩猟、クルージングを楽しみ、パーティーに明け暮れていました。さらに高価な衣類や宝石、ブランド品を買い漁り、国宝品まで私邸に持ち込んでいました。

 

莫大な隠し財産を持ち、贅沢三昧に明け暮れました。

「彼女と付き合いたい」、「悪い虫がつかないように」というドラ息子(ニク・チャウシェスク)の希望通り、ルーマニアの妖精、ナディア・コマネチに勲章と邸宅を与え、特権階級に引き立てましたが、同時に秘密警察を付け、半ば軟禁。

 

憲法を改正し、みずからを任期なしの国家元首と位置付け、政府および党はこの元首の解任権さえ失いました。

反体制派分子を抑え込むために秘密警察(セクリタテア)を創設し、それらを徹底弾圧。

 

独裁化が進んでいきます。権力の拡大、独裁化が強化される反面、国民は貧困化が進み、国力は弱まっていきました。

 

国民の館

権力者の最後の大プロジェクトは、国民の館と呼ばれる大宮殿の建設でした。

多くの教会や歴史的建造物を潰し、8万人もの住民を強制退去

 

長さ275m、幅(奥行き)235m、高さ84m、地上10階、地下4階建て、延べ床面積の総計は33万平方メートル、部屋数3107室、アメリカの国防総省(ペンタゴン)に次ぐ世界第二位の大きさを誇る巨大建造物で、建設費用は当時の日本円に換算して1500億円。

 

 部屋の数は3107、国内産の大理石をふんだんに使い、クリスタルのシャンデリアは2800基以上、窓ガラスもすべてクリスタル製、至る所に金銀の装飾が施され、贅の限りを尽くした絢爛豪華な大宮殿です。

 

■強制的人口増加政策

 人口の増加は国力の強化とばかりに女性は45歳までに5人の子供を産むことを推奨(なかば強制)され、中絶を認めませんでした。離婚に対しても厳しい制限をつけるなど、徹底した人口増加政策を推し進めましたが、結局のところ失敗し、捨て子やストリートチルドレンを増やす結果となりました。

 

 保育所も劣悪な環境で、ミルクにも事欠き、栄養失調で乳幼児を死亡させないためにとった苦肉の策が輸血。満足な血液製剤ではなく、針も使い回したため、HIV感染が増加してしまいました。

 

独裁者の妻、エレナは、保健管理委員会の委員長にも就任していたが、世界各地でエイズ患者が確認されるようになり、それが東欧諸国にも及ぶようになると彼女は、「共産主義国家にエイズは存在しない。」と根拠のない主張を展開。後のエイズ大流行の原因を作りました。






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最終更新日  2024.07.28 02:02:39
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