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2006年07月31日
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カテゴリ:頭の中

少しの間ブログをお休みしていました。

7/28(金)の夜に、しんのおじいちゃんが危篤となり、7/29(土)に亡くなりました。

そして、7/30(日)お通夜、7/31(月)告別式となりました。

しんじいちゃんと初めて会ったのは、結婚が決まった二年半ほど前、当時から入院していた病院で。

とっても穏やかで、かわいらしいおじいちゃんでした。

ゆったりとした口調でしんのことを「しん○くん」と呼び、おみやげに持って行くお菓子をむしゃむしゃと食べ、お似合いのガウンのポケットに昔ながらの六角形の紅茶飴とべっこう飴をしのばせ、いつも口に入れてコロコロとなめていました。

オーストラリアに行くまでは、そんなおじいちゃんでした。

帰国後、お見舞いに行ったおじいちゃんは、少し痩せていたけれど、しんがオーストラリアに行ったこともきちんと覚えていてくれて、「しん○くんはオーストラリアに行っていたんだよね・・・」と、透析をしているベットの上でお話をして、その後も何度かお見舞いに行ったけれど、あやしんが行くときは記憶もわりとしっかりとしていて、そんなに「悪い」印象はありませんでした。

しかし、今回急にこのようなことになり、しんもとてもショックを受けていました。

7/28、危篤の連絡を受け、病院に駆けつけたのは夜の10時半頃。

細かい状況については胸がいっぱいになるので省かせてもらうけれど、しんがおじいちゃんの顔側に行って視界に入ったとき、確実に何か反応をしていました。それがしんのことがわかっていたのかどうかはわからないけれど、私はわかっていたのだと思っています。

それから、次の日の3時過ぎに子、孫、ひ孫とたくさんの家族に見守られる中息を引き取りました。

夜、家に帰ってから、しんが「これで自分のじいちゃんばあちゃんが全員いなくなってしまった」と言いました。しんは、口数は少ないけれど、とても愛情が深く、身の回りの人のことを大切にできる人。私のように祖父母にべたべた甘えたりはしないけれど、本当に特別な存在であったことは間違いないんだと改めて思い、しんの悲しみを感じました。

今日、おじいちゃんにお別れをして、この何日間かで改めて考えたのは、

「人はいつどうなるかわからない」ということ。

今日元気にしている人が、明日事故で死ぬかもしれない。

今日けんかをして仲直りしていない人が明日いなくなってしまうかもしれない。

・・・そう考えると、やっぱりその日その時に、「後悔のない関係でいたい」と思う。

誰かに嫌な思いをさせたり、傷つけたりしまうことがないように。

・・・2月にしんのおばあちゃんが亡くなったときもそう思って、自分に言い聞かせた。

 

 

「身近な人の死」に直面する経験があまりなかったあややだけれど、人を亡くしてまず考えるのは、その人との思い出。そして必ず、「もっとこうしたかった」「こうしておけばよかった」「どうしてああしなかったんだろう・・・」と考えてしまう。

 

今回も、実は先週くらいかな?しんと「おじいちゃんの所久しぶりに行こうかー」って話していたのに、別の用事ができて「またにしよっ」ってことになっていた矢先の出来事でした。そして、しんはおじいちゃんが危篤となった7/28の朝方、「じいちゃんどうしてるかなー」と考えていたと言います。

人が、あまり会うことのない誰かのことを思い出す時って、その人が「思い出して」っていってるサインなんじゃないかと思う。私も「あ~、あの人どうしてるかな」と久しぶりに思い出して連絡を取ると、結婚が決まったばかりだとか、お父さんが病気になっただとか、タイムリーな報告を受けることが多い。

私は手紙を書くことが好きで、昔はよく誰かのことを思い出しては手紙を書いていた。その時々の感情をばぁーっと書き綴って。最近は、忙しさのせいもあり、そのような機会はすっかり減ってしまった。

今日も何が書きたいのかまとまらないけれど、「後悔しない関係」で、人と関わり、相手を思いやれるように、自分がもっともっと成長して、(気持ちが)強くならなくてはいけないなと、また「人の死」をきっかけに感じました。

そして、ココロも時間もゆとりをもって、今までのようにお手紙を書いたり、自分の感情を整理したり、そんな時間が必要なのかもしれないと感じました。

「おじいちゃんの死」。またひとつ、大切なことをココロに伝えてくれました。

安らかにお眠りください。天国でも仲良し夫婦で幸せに過ごしてくださいね。

 

 






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Last updated  2006年08月05日 00時11分50秒
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