あたしは「3」が好きだ
3月3日、3年間勤めた居酒屋アルバイトを卒業しました。こうやって日記に書いてはじめて気が付いたけど、ものすごい「3」の羅列だね。 アルバイトは17時からで、たいていお客さんは18時半頃からやってきます。なのに今夜は17時から続々と。感慨深くなる暇もなく、せっせと動いていました。 3年も勤めておいて、魚をさばけるようになったわけでもないし、手際よくサラダを盛り付けられるようになったわけでもありません。 ただ、無駄に舌は肥えたような気がします。 アルバイトではまかないをいただけます。3年前の初バイトの日は、さばの味噌煮を食べました。最後のこの日は何を食べようかと、一週間前から考えたあげく、初心忘れるべからず ということで、最後の日も、さばの味噌煮を食べました。 4日連続の今週は、なんとなく混んでしまって、おかみさんともゆっくり話せませんでした。そして今夜も23時になりました。 最後の最後で、おかみさんから実家へのお土産をいただきました。板前さんからは、お花を頂きました。あたしは、こういうシチュエーションに弱くって、ホントにダメで、ヘロヘロになってしまいました。 どんどん涙が出てきて、どばどば溢れてきて、ちゃんと3年分のお礼を言わなきゃいけないのに、言葉にならなくて。 鹿児島から出てきて右も左もわからない中、永寿家の皆さんには本当にお世話になりました。あたしの東京の家と言っても過言ではありません。最後の最後まで、可愛がってもらえてあたしはとても幸せ者だと思います。 かしこ