テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:ヘルパー日記
高齢者の方の介護をしていたら、いきなり入院されるってことがよくあります。 今までにも訪問していた方が何人も入院されている。 その中には残念なことに自宅に戻られることなく亡くなられる人もいるのです。 そして思うことは、入院されて自宅に戻られると、認知症が悪化される人が多いということ。 それまでお口だけは達者な人が(でも憎めないのだ)、退院されて戻ってこられると、なんだか別人のように腑抜けてしまっている。 そして寝てばかりの入院生活だからか、足腰が異常に弱っている。これって病院だと極端に会話が減るのと、人任せで自分のペースで動けないからなのでしょうか・・・。 一番困るのが 「 圧迫骨折 」 のように骨がもろくなって腰の骨が折れた人。 多いのです。 今まで当たり前のようにできていたことができないことのショックさと、動けないからヘルパーがすることで認知症がすすんでくる。 改正で自立支援に重きがおかれるようになったけど、実際問題として時間が足りないからなかなか難しい。 生活援助で最長1時間半しか入れなくなったものね。
先日も訪問していたKさんが入院された。 前回のたかが10日程の入院で、驚くほど認知症がすすみ、歩くのも歩行器が必要となっていた。 ユーモアがあって、若いときはいろんなことにチャレンジされていた話をよく聞かせてくれていた。 通院するときは私と腕を組んで色んなお話をしていた。 オシャレさんでいつも小奇麗なKさん。 退院されて訪問すると、髪の毛は乱れ、目には精気がなく、朝何を食べたかも覚えていない。。。 そして今回2度目の入院。 今度はもっと長期になるらしい。 複雑な心境。。。 ご家族さんが介護に疲れているのも分かる。 きっと私でもそう選択しただろう。 でもこのまま退院されることがあるのかな~って思う。 転院、もしくは施設に入所になるような気がする。 このKさん、なかなか厳しい人で今までお眼鏡にかなうヘルパーがなかなかいなかったらしい。私の前に何人もが交代になっていると聞いていた。 緊張しながら数回訪問していたが、 ある日ケアマネさんが 「 Kさんがこれからもよろしくって言っていたわよ。」 と言うので 「 それって気にいってもらえたってことですか? 」 と、思わず聞いたもの。 一緒に入っているヘルパーさんに聞くと、 Kさん、昔からするとかなり丸くなったそうだから、ラッキーだったのだろう。 そんなこんなで訪問すること1年半。 でも確実に状態は悪くなっている。 そして今回の入院。今度の病院は、すぐに入院できるけれどほったらかし状態の噂を耳にする。 人一倍淋しがりやのKさん、話相手もない病院で、認知症がひどくならないと良いのだけれど。。。 できればまた介護をさせてもらいたいと願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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