テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:ヘルパー日記
新規のお仕事が入ってきた。 身体と生活援助。 全身清拭なのだが、男性で巨体なのだ。 ( Sさんとしよう ) 体重が90kgはありそうな人。 ある程度はご自分で身体を動かしてはくれるが、ほとんど寝たきりでの清拭。 大変だ。 着替えにシーツ交換、オムツ交換もしないといけない。 このオムツ交換がまた大変なのだ。 なんせ巨体だから、Lサイズのオムツでも位置が少しでもずれるとテープがとめれない。 ジャストにオムツの位置を持っていかないといけない。 身体を横向きにしてからサイドから入れ込んでいくのだが難しい。 重い。。。 このSさん、はっきりものを言う。 普通初めてヘルパーが入ると、なにかしらの遠慮があるものだが、Sさんは最初から 「 あれを取ってくれ。」 「 ここが痒い。」 と言われる。 でもはっきり言ってくれた方が分かりやすい。 そこでおじ気づいたらヘルパーなんてやってられないのだ。 身体介護は生活よりも時給が高い。 が、やはりその分きつい。 ヘルパーさんによっては、身体ばかり入れてほしいと頼む人もいるそうだが、わたしは別に頼んだわけじゃあないが、なぜか身体が入ってくる。 腰痛持ちには辛いが仕方がない。 今回も、別のヘルパーが入る予定が断ったらしく、急遽入ってほしいと頼まれてしまった。 断れなかった。 Sさん宅は奥さんが一人で介護をされている。 奥さんも介護疲れで病院に通われている。 でもこの奥さん明るい。 悲壮感がない。 すごいな~って思う。 プランは清拭と、掃除に調理。 この日も奥さんは病院に行かれた。 その間にシーツ交換や着替えで出た洗濯もして干しておいた。 プランには入っていないが洗濯は洗濯機がしてくれるのでついでだ。 家の中はホコリがたまり、掃除が行き届いていない様子。 介護でそこまで手が廻らないのは当然だ。 そのためにヘルパーが入るのだ。 2時間でどこまでできるか分からないが、なるべく手助けができればと思っている。
わたしはまだ入ったことがないが、末期のガンの人の在宅介護も増えてきている。 病院でも受け入れてもらえないらしい。 腹水がたまった人、血尿が出ている人、かなり重篤な人の介護もどんどん増えてきている。 ターミナルケアだ。 これからも在宅介護が増えてくる。 ヘルパーの質の向上も問われる。 ならば待遇改善も図ってほしいと思う。 でも実情は逆に時給は減っている状態だ。 これじゃあヘルパーになりたい人は減るだろう。 外国に人材を求める前に現状をもっと見てほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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