テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:ヘルパー日記
ディサービスの送りだしのおじいさま ( Dさん ) の話。 先日のブログにも登場のじいさまだ。 Dさん曰く 『 年寄りの会 』 でのできごと。 ゲームでかなり盛り上がったらしいが、ひとりのおじいさんがゲームに負けてキレまくったそうだ。 「 女子 ( おなごと読んでくだされ ) に負けたじいさんが怒るんや。 なんで負けるんや! とかな、女子相手になんで負けなあかんのや・・・言うてな。」 「 でな、わしはこれでもこの辺じゃあちょっとは名前が通った人間なんや! って言うんや。」 「 え~、ゲームで負けて啖呵切ってるんですか。 すごいですね。(笑) 」 「 それで後からすまなんだ、すまなんだって謝るんや。 ほんまにな~。 」 ここで苦虫をつぶした顔になる。 87才のおじいさんが、じいさんと呼ぶ人はいくつか・・・と思うが、それにしても、みなさま、まだまだお元気だ。 ゲームで熱くなる元気があるんだもの。 でも良いことだ。 周りは迷惑かもしれないけれど。。。
でもこのDさんも、横でタバコを吸われたら、「 臭いから向こうに行って吸ってくれ!」 と言うらしい。 みな、元気だ。 ディの送りの間の会話は、まさに色んな話がてんこ盛なのだ。 ↑のようなおもしろい話もあれば昔話もある。 そして、動きにくい自分の足をバンバンと叩いて、 「 ほんまにこの足はあかん。」 と嘆くこともある。 そんな時は 「 今まで散々頑張ってきた体ですから、だんだん痛んでくることもありますよ。 自分でたたいたりしたら可哀相ですよ。 」 と、やんわりと止めるのだ。 この仕事をしていたら、歳がいくということは、自分の体が自分の思い通りにならない歯がゆさと共に生きなければならないのだと、いつも教えられる。 そしてその歯がゆさを訴える相手もなくなっていくのだということも。 家族はあまりにも日常になりすぎて、そのことに共感できる余裕もなくなっていくのだ。 週に数回しか訪問できないヘルパーだから聞けるのかもしれない。。。 でも、それで少しでも発散してもらえたら嬉しいのだが。。。 そしてこのじいさまの口癖は 『 人生いろいろや 』 なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|