カテゴリ:私の両親のこと
父が胃ろうになりました。 嚥下障害で誤嚥性肺炎になり入院し、もはや経口摂取は無理との判断です。 施設に入所して4ヶ月で二度も入院となり、仕方がありません。 色々と思うことはあります。 生きる意味。 生きているってどういうことか。。。 きっと本人は望んではいない結果だと思います。 でも生きているかぎり、死ぬことが選択できない状況であるなら、生き続けるために仕方がない選択なのです。 生きるって、ただ息をしていることなのでしょうか・・・ 介護の世界で働いてきて、色んな人を見てきました。 父の病院でも色んな人を見てきました。 時には生きること、生かされていることの厳しさ、辛さを目の当たりにする事もありました。 父も経口摂取ができないため点滴だけで栄養を供給しています。 口から食べられないので常に空腹なのか、ずっと口をモグモグと、何も食べていないのに食べているかのように動かし続けています。 かわいそうを超えて哀れに思えてたまりません。 片麻痺で認知もひどい状態で、目だけがギラギラとしています。 あの目で見られると、責められているような気になります。 生きることの残酷さを感じます。 本当は最後まで胃ろうはさせたくなかったです。 喋ることも自分の意思を伝えることも出来ない状態です。 ただもし何かあった時の延命処置は断りました。 聞くところによると、年金の為だけに生かし続ける家族もいてるそうです。 私も妹もこれ以上の負担を父にはかけたくありません。 なので気管切開など延命処置はしません。 考える事は人それぞれだと思います。 それでも生きていてほしい・・・ それも愛情でしょう。 その時々で考えに考えた挙句の選択は、周りの誰彼がどうこう言えるものではありません。 生きること、それを見守ることの過酷さは、当事者でないと理解できないものです。 父の入院先と私の勤め先は逆です。 平日はフルタイムで、休みも出勤になったりで、なかなかお見舞いにも行けません。 親不幸な娘です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.23 13:38:16
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