県有施設内の全面禁煙について
長野県では、本日12月1日から、県有施設内については、県民文化会館や警察署等の一部を除いて、全面禁煙がスタートした。これは、県庁内や地方事務所や工業試験場等の県管轄の全ての出先機関内の建物内はもちろんのこと、その敷地内であれば建物外(駐車場等)であっても一切喫煙はNGという大変厳しいものである。これについては、県職員のみならず、来訪者である一般県民も対象となるため、この方針が県から発表された時点で各方面から「ちょっとやりすぎじゃないの?」との意見が多かったようで、県の職員組合でも「行政が個人の嗜好まで制限するのはいかがなものか?」という反対意見は出たものの、結局は実施となっている。私自身は約3年半前に禁煙しており、それ以来タバコの煙は苦手になっており、今回の措置は健康増進法の趣旨から考えるといいこととも考えるが、個人的には、分煙室の設置等で対応すればいいのではって思う。確かに受動喫煙の問題等があるので、禁煙者にとっては朗報であるが、今回の措置は、一般県民まで制限対象になるので、それこそもう少し慎重に議論を尽くして実施すべしだったと思われてならない。そもそも、この件は県として議論されたというよりも、知事のトップダウンで決まった話のようだが、やはり、一般県民の立場も考慮して決めるべきだったと思うけどね。