『生トマトはNG？花粉症を悪化させる「意外な食べ物」12個』

2012.03.26

テーマ：健康管理・増進、病気予防、抗加齢（若返り）、長寿、豊かさ探求(8983)

花粉症シーズン真っ盛りですね。
食べ物に関する情報を見つけました。

http://news.nifty.com/cs/item/detail/biranger-20120324-35409/1.htm
より以下一部抜粋

アレジオ銀座クリニック院長・愛知医科大学客員教授の呉孟達先生によると、「花粉症の人の体内に花粉が侵入すると、アレルギーの免疫反応が起こり、ヒスタミン・ロイコトリエン・セロトニンなどの化学物質があふれ出ます。

これらの化学物質が、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの鼻炎症状を引き起こす主役。そして、“これらの化学物質は食物にも含まれているため、注意する必要があります”」とのこと。

具体的に花粉症を悪化させないために控えるべき食品は、この12個です。

・トマト、ほうれん草、なす、タケノコ

・バナナ、キウイ、パイナップル

・ハム、ソーセージ

・お酒（アルコール類）

・インスタント食品、ファーストフード類

↑　ここまで抜粋

栄養素できった「花粉症を悪化させない食べ物」という情報です。

これを東洋医学的に、バクっとですがお話してみましょうか。

バナナなど、トロピカル系フルーツは「体を冷やす傾向の強い食べもの」。

花粉症は冷えが原因で悪化するものですから、
当然、この辺のフルーツは避けたい食べ物です。

ハム、ソーセージなどは添加物、塩分が含まれています。
血液をドロドロにして体温を下げる傾向にあります。

ですのでやはり避けたいもの。

アルコールもやはり血液にはあまり良くありません。

赤ワインなど、ポリフェノール効果が高いものは
心臓や血液、血管に良いのでは、とされていますが、
過度に摂取すれば体を冷やします。

アルコールの好きな方はどうしても毎日飲んだり、
たくさん飲んだり、という傾向が強いのではないでしょうか。

例えばビールを飲めば、体は冷えてしまいます。
アルコール好きさんは知らず知らずのうちに体を冷やしてしまっています。

この体の冷えが東洋医学的には、健康を害する要因のひとつ、と
なるわけです。

さらにインスタント食品、ファーストフード。
記事でも、体によくない「トランス脂肪酸」のことが指摘されていますね。

トランス脂肪酸も血液をドロドロにして体を冷やします。

ではトマトは　?

抗酸化作用の高い、健康野菜として評価の高いトマトですが、
実は生で食べると体を冷やしてしまう傾向が強いのです。

ですから、トマトを摂取する場合は、オリーブオイルなど良質な
植物性油などでさっと加熱していただく方が
健康効果が高くなります。

加熱調理をするとビタミンCは減少してしまうんですが
トマトの赤い色の素=リコピンは吸収率が3～4倍アップすると言われています。

欧米などではトマトは加熱して食べることが多いですね。
つまり、欧米の方はきちんと理にかなった食べ方をされている、ということです。

日本ではサラダのつけあわせ、として活用される場合が多いのですが、
サラダはほとんどが生野菜ですから、
どちらかと言えば、体はどんどん冷えてしまう傾向にあります。

もちろん生野菜には「酵素」という素晴らしい物質がたくさん含まれていますから
サラダは食べてはいけない、という意味ではありません。

ただ、食べ合わせなどを考え、さらに調理法を考え、
できるだけ栄養素も壊さず、しかも体を冷やさない、という方法が理想的です。

つまり、花粉症の人は体を冷やす食べ物ではなく、
体を温める食べ物を食べた方がいいということなんですね。

さらに食べ物は調理の仕方次第で、その体を冷やす作用が緩和できるものなのです。

トマトがいいよ、抗ガン作用があるよ、
トマトジュースはメタボ予防に効果があるよ、

といった情報が出ると、どうしてもトマトに飛びつきたくなるのが
私たち人間の心理です。

しかし、食べ物には栄養素だけでなく、体を温めるか冷やすか、という
独自の性質もあります。

いくら栄養素的に素晴らしいものでも体を冷やしてしまっては
元も子もなくなる場合もあるのではないでしょうか。

それと、食べ物は食べる薬と言われるほど、
その効果・効能が高いものも中にはあります。

しかし、例えば生のトマトの場合、残留農薬はないのか、
トマトジュースならどこのものを使っているのか、
きちんと生産者が明記されているのか、

そんなことも注意し出せば実は、キリがなくなってしまうほどなんですね。

しかし、基本は太陽の恵み、大地の恵み、そして生産者さんの愛情を信じ、
おいしくいただくことで、その食べ物の体への作用はぐんと高まったりするものです。

ただし、食べ過ぎれば「食べる薬」も「毒」になります。
また、調理の仕方などもしっかり考えなければ「毒」になってしまうこともあります。

むずかしく考えて、とお話しているわけではなく、
シンプルに基本のことを理解し、
さらに、「それだけ食べれば」「それだけ飲めば」という考え方をやめて
何でもまんべんなくおいしくいただこう、とすることが大切なのだと思います。

食べ物を食べる、というのはその食べ物の命をいただく、ということ。

その命に敬意を表し、その命がどうすると一番煌めくのか、
そんな食べ物さんとのお付き合いはいかがでしょう。

食べ物さんに愛情を持つ、ということです。

花粉症のお話からかなりずれてしまいましたが、

花粉症のおさらいをすると

◎花粉症は体の冷えによって発症、重篤化しやすいもの

◎血液をドロドロにして体を冷やす傾向の食べ物ではなく
　体を温め、血液をサラサラにし、さらに体を温めてくれる食べ物

をとりいれるような工夫を心がけてみてくださいね。

それと食べる量は「ほどほど」
さらに「ほどほど」の運動、

そして「心のリラックス」もお忘れなく　!　です。

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Last updated 2012.03.26 10:13:39

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