更年期の心のアンバランス=うつ病　!?

2012.03.29

テーマ：健康管理・増進、病気予防、抗加齢（若返り）、長寿、豊かさ探求(8983)

前記事で
40代女子力の低下は女性ホルモンの減少が原因　!?

というお話をさせていただきました。
お恥ずかしいことに、私、女性ホルモンの働きも仕組みも、
また、正確な「更年期」「プレ更年期」の年代も以前は知らなかったのです。

著書を出させていただく中でひとつひとつ明確にわかってくることがとても多いのです。

ありがたいですね、お仕事をしながら、勉強もさせていただき、その後の自分の生活にそれが
役だってくるのですから。

さて、きょうの記事は姉妹ブログで反響の大きかった記事です。
おさらいとしてこちらでもご紹介させていただきますね。

更年期障害。
更年期になって、日常生活に支障が出るほどの不定愁訴・体調不良などが起こることを言います。

更年期症状というのは、更年期になれば誰でもあらわれる症状のこと。
皮膚にハリがなくなったり、ちょっとイライラしやすくなったり、白髪が増えたり、ホットフラッシュが起きたり。

しかし、この更年期症状の度合いには個人差があります。ほとんど気にならないレベルの方、一方、かなり重篤になる方。

その重篤になる方の一部にあらわれるのが更年期障害です。

実際に私の本の読者さまからお聴きしたお話です。
40代半ば。
まさに更年期に突入。

もともと低体温気味で、ストレスに弱く、どちらかというとナイーブな方。
人間関係のストレスや、ご主人とのストレスで軽い不眠症気味に。
また、常にだるさもあり、気力も低下し始めました。

原因がわからず何軒かの病院を渡り歩き、

「軽いうつ病ですね。抗うつ剤と睡眠導入剤を出しましょう」

そう言われ、半年近く投薬治療を続けましたが、
体が重くなる一方。

だんだん気持ちもふさぎがちになり、友達にあったり、家事をするのもおっくうなほど。

また、お薬の副作用なのか、ノドが異常に乾き、また体がむくんでいる様子。

どうにもつらくて仕方ない、とのお便りでした。

よくよくお話をうかがうと、更年期症状のあらわれではないか、ということがわかりました。
ところがうつ病だと診断され、自分の脳の回路にまで

「私はうつ病だ」

とインプットし続けてしまっていたようなのです。
「うつ病」だと信じ込むことで、よけいウツウツとする日が続いたんだとか。

そこで、ホリスティックケアの専門家をご紹介したところ、

「ナチュラルなケアアイテムとサプリメント、
それと食事の改善、さらに生活習慣の改善」

をアドバイスされ、それでもつらい時には無理せず、
またご家族にも

「私は今、更年期でちょっと心と体のバランスが崩れているの」

とお話したところ、お嬢さんが家事などを積極的に手伝い始めてくれ、
症状がかなり緩和してきたというのです。

それまではご主人にも「怠けているのでは。たるんでいるのでは」
と言われ、とても辛かったそうです。

男性でも女性でも更年期には、ホルモンバランスの乱れが顕著になり、
また女性ホルモンも極端に減ってきますので、
体がいろいろとサインを出し始めます。

軽い不眠や、イライラ、うつうつ、とするメンタル的なトラブルもたいていは女性ホルモンの影響によるものです。

しかし、更年期にうつ病と診断される人は少なくありません。
お医者さまを信じないわけではありませんが、本当にうつ病なのか、単に更年期症状・障害に過ぎないのか、その辺はきちんと診ていただいた方がいいですね。

不調のサインとしての「うつ」の原因は何なのか、を。

お薬、というのは症状を一時的に緩和するもので根本の原因を取り除いてくれることは少ないもの。

もちろん体質によりますが、

「最後の手段」

と考え、その前に何かできることはないか、
少しだけ慎重に情報を探されることをおすすめします。

そのためにも

「更年期」

とはいつ頃をさし、

「更年期症状にはどんなものがあるのか」
また、
「更年期には体内でなにが足りなくなるのか、
　それを補う食べ物はないのか」

そんな基本情報をしっかりおさえておかれるといいと思います。

女性専門ということで最近は、女医さんのいる病院も少なくはありません。しかし、女医さんだからと言って、必ずしも女性の体に優しい治療法をすすめてくれるとは限りません。
私は数年前、重篤な婦人病を経験していますが、その時に力になってくれたのは女医さんではなく、漢方薬局の男性の薬剤師さんでした。

その方が私の体に合った漢方薬をすすめてくれ、同時に食の基本として「絶対に体を冷やさないで。血液をサラサラにして」
ということを教えてくださったため、私は重篤な婦人病を西洋医学のお薬、そして手術、という方法論を選ばずに克服することができました。

また、投薬治療をした場合も、食の改善をとりいれる事によって、体への負担が軽減し、またお薬の効き目そのものが効果的に作用するケースがほとんどです。

更年期には更年期に合った食事とセルフケアをとりいれることをご検討になってみてくださいね。

◎更年期のポイントは

○冷えとり
○血液サラサラ
○補腎
○女性ホルモン力アップ
○デトックス

です。更年期でお悩みの貴女のお役に立てれば幸いです。

◎おまけ

更年期は一時的なものです。これからの生活を考えていくうえで自分と向き合う時間を神様が与えてくれているもの。

と考えると、つらい更年期も愛おしく、また大切なものに思えてくるのではないでしょうか。のんびり、ゆっくり、あなたの心身のペースと歩調を合わせて。

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Last updated 2012.03.29 09:22:43

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