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カテゴリ:トライリンガル
シュンとタクシーに乗っていて。
私が、「まっすぐ行って」の意味で運転手さんに「一直(の簡体字)走(イージーゾウ)」と言ったら、シュンからチェックが入った。 「ママ、それ、“yi zhi zou”って言うんだよ。ママは今、 “一緒に行きましょう(yi qi zou;イーチーゾウ)”って言ったよ。」 は~・・・なるほど、そうですか~・・・。 (zhi・・・巻き舌で無気音。qi・・・巻き舌無しの有気音。) ・・・ちょっと悔しい・・・。 「日本人にしては発音きれいね。巻き舌もできてるし、有気音も息が良く出てる。やっぱり英語が話せるからかしら。」 とか言われて、ちょっとは、「自分て発音いい方なのかな~・・」とホクホク天狗になってたのに・・・(><) この頃、その英語でさえ、読み聞かせしてると 「それ○○じゃない?(発音直される)」とチェックが入る。 そうね、だんだんシュンにもわかってくるでしょう。 なんでパパやママは英語も中国語もイマイチ下手なのか・・・。 なんでシュンが日本語だけじゃなくて英語も中国語もしゃべれるのか。 パパもママも英語は中学生から、中国語はそれこそ三十路を過ぎてからだ。 それに引き換え、シュンもノンタも何の努力もせずに自然に英語も中国語も「獲得」しつつある。 でも、それに対して、自分は鼻高々、パパやママの発音を見下す・・・みたいには決してなって欲しくない。 言葉に関しては、「環境」の影響がかなり強い。 もしシュンやノンタが、私がこうありたいと肝に銘じている通り、 “中途半端なトライリンガルではなく、りっぱに 高い母国語能力+2ヶ国語の健全な(?)トライリンガル”に育ったとしたら、 それは、自らの努力と言うよりむしろ環境によって基礎が作られた、と言うことを忘れてはダメだよ。 そして、裏を返せば、本人の意思にかかわらず こういう環境に子供をおいている親である私の責任は、重い。 特に、言葉は、思考の発達も左右するから、 単なる習い事とかよりずっとずっと子供の人生への影響が大きい。 シュンもノンタも、いざとなれば日本人学校にいつでも放り込めるという安全ネットはあるものの、 下手にバランスを崩したら危ない、綱渡りをさせているようなものなのかもしれない。 それでも、私は「確信犯」で、トライリンガル育児を続ける。 そう言い切るだけの事はやってきたつもりだし、これからもやっていくつもりだから。 えへ・・・偉そうに言っちゃっていいのかな、 まだ進行中だからね。 乞うご期待で、お見守りください。 ====== (読み聞かせ) ・おやすみなさいフランシス ・もりのかくれんぼう ・ぼくときどきぶた ・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 9, 2004 07:29:25 PM
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