♪ 捨てさらず活かす道あり十薬の白き花弁が闇にかがよう
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メダカの稚魚がたくさん生まれていてその世話をしたり、牛革のブックカバーを作り直したりそのミシン糸を買いに行ったり。朝顔の直播きした場所に支柱を立ててネットを張ったり、ウォーキング用のパンツを買いに行ったり10キロウォークをしたり。時どき筋トレしたり、本を読んだり、TV映画を観たりと、いろいろしているうちにすぐに孫の来る日がやって来る。
月曜日に作った夏みかんのピールのもう少しふっくらしたものを作り、先日と同じように夕食後のデザートにに食わせてやろうと1個分だけ用意。前日の夜に下ごしらえ。
今回は、白い中綿の部分を取りからず、80%ほど残した。煮こぼしは前回と同じ4回やり、苦味が強く残らないように水に晒す時間を長くし、水も3回ほど替えた。
笊にあけてそのまま一晩、水きりをしておいた。
そして翌日の午後。
最後のところで焦がさないようにと、ほとんどパティシエ気分で・・
甘さを控えるためグラニュー糖は前回よりも少なく、皮200gに対して50%の100gとした。中綿がある分、太くて柔らかそうに煮上がっていく。
昼食前に煮始め、水が多かったこともあって予想外に時間がかかった。ざるそばを食べエールを観ながら鍋を見に、行ったり来たり。出来上がったのは昼食も済んですこし後。
しっとりと柔らかく、つややかに・・
みかん一個でこの量だ
良い感じに煮上がって、夕食までに出来るだけ乾かしておきたい。効果のほどは良く分からないが前回と同様、冷蔵庫に入れておいた。
孫がプールに行っている間に最後の仕上げ。タッパーに入れてグラニュー糖をまぶし、よく振って全体によく馴染ませる。再度グラニュー糖をまぶして完成。
太くて立派なものになり、前回のとは大違いだ。
いかにも美味そう。
試食してみれば、けっこう甘いが前回よりも風味が強い感じ。噛んだ時のグラニュー糖の歯触りと、果肉の様な柔らかさがマッチしていかにもデザートらしい風格がある(ちょっとオーバーかな)。
それを容器のまま冷蔵庫に入れて冷やしておいた。
夕食後 “さあ デザートだぜー” と孫の前へ。
販売してもいいくらいだと、自画自賛。
前より多少苦味があるものの、それを風味と呼べばなかなか乙な味で、美味い。夏みかんの香りと歯ざわり、グラニュー糖の甘さとやさしい苦味。それぞれが絶妙な主張の中に調和している。
前よりうまーい!
容器を抱え込んで、食べること食べること。
どんどん口に入れていく。放って置いたら全部食べてしまいそうなので、ストップをかけた。
カミさんも食べてみて、以前、隣家のおばさんに頂いたものと変わらないと、満足そう。パティシエもどきは、してやったりと満足げに残りを冷蔵庫にしまうのであった。
冷蔵庫に入れて置いたら、一層しっとりとしてきて羊羹のような
照りが出ている。冷たくておいしい。
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