● パーツを寄せて電灯の交換
♪ 黎明に照明ありて文明の旗幟とし闇を悉く消し‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 古い古い蛍光灯を使っていた染色場の電灯を交換せねばならなくなった。LEDのまともなものを買えば結構するので、取りあえずパーツだけを買って適当なものを作ることに。 元々、改装して作った部屋だけに配線も剥き出しだし、二階に蒸気と温度が抜けないように天井に設置した保温材も剥き出しになっていたりする。照明は天井からつるし、適当にコードを引っ張ってあるだけのものだ。どんな設えでも気にするようなものじゃない。 よくもまあこんな古いものを使っていたもんだ。前住人が使っていたものだから、少なくとも50年以上にはなる。LED電球とそれをとり付けるソケット、それにペンダントスイッチを買って来た。コードは家に幾らでもあるので何とかなる。適当に繋いで天井に吊るし、コードを電源まで伸ばして固定すれば事足りる。 このままだと裸電球のままで、如何にも殺風景という感じ。やっぱり笠が欲しい。それなら100均で売ってる樹脂製のお皿が使えるんじゃないかと閃いた。階段上の廊下の電灯も裸のままだったので、そいつにもついでに笠を付けてやろう。さっそく100均で、直径22cmの白い皿を2枚買って来た。 皿はポリプロピレン樹脂で固い。普通に穴を開けるには道具がないと無理なので、半田ゴテを使うことに。穴の大きさに描いた円の少し内側に突き刺し、少しずつ溶かしながら移動してやれば簡単に穴が空く。溶けてはみ出たバリはナイフで削り取り、工作用のヤスリで削って微調整。 実際は穴開けには少し手間取ったが、あとは何てことなく終了。絶縁付き閉端接続子で結線しておいたのでその辺も問題ない(圧着ペンチなんてないので、ニッパで)。カメラのせいで暗く写っているが、十分な明るさがある。 LED電球60形相当(810ルーメン)@1,077、プラソケット@306、ペンダントスイッチ@204、笠(お皿)@100。〆て1,687円+税で済んだ。 それにしてもLED電球の効率の良さは抜群だ。60形相当(810ルーメン)で消費電力が、1/8の7.3Wというから驚きだよね。二階廊下の電灯100均のお皿には見えないでしょう? もう一回り大きい方が良かったなぁ。 100均は本当に便利だ。本来の使い方以外の方法を工夫して、いろいろに応用するのが楽しい。安いので気楽に試せるし、ダメなら本来の使い方をすればいいだけの事。 海外で100均商品を紹介するTV番組があるけど、グッドなアイデアが詰まった商品のやたらに受けがいいのが小気味いい。その優れものが100円だというところで、また驚かせる。ホント、日本人って凄いね。