♪ 首夏の空天泣光る昼下がり〈されど われらが日々〉を読みおり
6本買った赤ワインのうち3本はすでに飲んでしまい、昨日4本目を飲んだ。3分の2強飲んだのに今朝はスッキリしていて、アルコールはほとんど残っていない。スッキリしたもんだ。
以前にも書いたような気がするが、良い(高い)ワインは悪酔いしないというのは確かな気がしているが、その違いはどこにあるのか?
添加物である亜硫酸塩が曲者だと思うものの、それを否定する記事が多々あって、どうも違うらしいと思うものの本当のところがよく分からない。“要するに雑味が少ない、つまり純度が高いということなんだろう” なんてことを勝手に作り上げて、自分を納得させているのがオチだ。
要するに安いワインは飲むペースが速くなって、ゆっくり味わいながら飲むのとでは体の受けるダメージが大きく異なるという事らしい。
亜硫酸塩はとても酸化しやすく、他の成分に先立って酸素と結合することによりワインの酸化を防ぐ。さらに、アルコールが酸化した結果生まれるアセトアルデヒドと結合するなど、すでに酸化した状態からも回復してくれるという。
また古来から、樽などの醸造器具の殺菌に利用したり、不潔な香りを生み出す悪玉酵母や雑菌の繁殖を防ぐために添加するなど、醸造中の細菌管理にも利用されているらしい。
ワインの中に溶けた時点で亜硫酸塩の約半分が糖分などの他成分と結合し、無害な状態になるので人体に影響する量は添加量より少なくなるらしい。そして、ボトリング後も時間の経過にともなって徐々に減少していくという。
ワインに含まれる亜硫酸塩は他の食品と比較しても、低濃度でほとんどの消費者にとって人体に影響が出るレベルではないと言う(アレルギー体質の人は要注意)。
EUワイン法による亜硫酸の最大含有量
辛口赤ワイン 150mg / L
辛口白・ロゼワイン 200mg / L
残糖分5g / L以上の赤ワイン 200mg / L
残糖分5g / L以上の白ワイン 250mg / L
中甘口ワイン 300mg / L
甘口ワイン 350mg / L
極甘口ワイン 400mg / L |
亜硫酸塩と甘口ワインの残糖分などが結合して無効化されてしまうため、添加する量が多くなる。また、甘口ワインや無ろ過ワインなどは、糖分を多く含むが故に細菌の増殖リスクや酵母の再活性化リスクがあるので、通常の白ワインよりも亜硫酸塩を多く添加必要がある。
全く亜硫酸を添加していないワインでも、ワイン酵母が醗酵中に亜硫酸を生成するので、自然由来の亜硫酸が入っている。亜硫酸の入っていないワインはほぼ存在しないということになる。
それよりも問題なのは、ワインと同じ理由で他の食品にも大量に使われているということ。かんぴょうは脱色(漂白)のために大量の亜硫酸が使われている。
厚生省が定める食品別の亜硫酸の上限量
かんぴょう 5,000mg / kg
ドライフルーツ 2,000mg /k
干しブドウ 1,500mg / kg
乾燥じゃがいも、ゼラチン 500mg / kg
雑酒、果実酒(ワインはここに含まれる) 350mg / L
濃縮還元ジュース用の果汁 150mg / L |
この文章中に亜硫酸と亜硫酸塩の両方が混在しています。一体どっちが正しいのか? 亜硫酸は、遊離酸のため不安定で亜硫酸塩の形で使われる・・。
二酸化硫黄と書いてあるものもあったりする。二酸化硫黄なんて亜硫酸ガスだよね、それが水に溶けると亜硫酸になる・・・。まさしく有害物質そのものだ。毒は少量なら薬になる?!
異様に長い芥川賞受賞作
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。