☆ チャールズとモンクと
♪ 本性を出さずに生きて逆流の胃液にむせるかたつむり一つ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ チャールズ・ミンガスの「Moanin'」は癖になる。繰り返し出て来る のリフがなんとも心地良くて、まるで「ベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレス」に乗っている様な気分になる(乗った事ないけど)。拡大しますMingus Big Band 93 Nostalgia In Times Square ミンガスのトリビュート・アルバム ミンガスの未亡人がプロデュースし、ミンガスの作品のみを演奏するビッグバンドのデビュー作。 Ronnie Cuber (narration, bs) Alex Foster, Steve Slagle (as) John Stubblefield, Craig Handy, Chris Potter (ts) Roger Rosenberg (bs) Randy Brecker, Ryan Kisor, Chris Kase, Lew Soloff, Jack Walrath (tp) Art Baron, Sam Burtis, Ku-umba Frank Lacy (tb); Dave Taylor (tb & b-tb) Joe Locke (vib) Kenny Drew, Jr. (p) Andy McKee, Mike Formanek (b) Marvin "Smitty" Smith, Victor Jones (dr) Ray Mantilla (congas)Best Hits Collection of Charles Mingus Blues & Roots Recorded in 1959 Alto Saxophone – Jackie McLean, John Handy Baritone Saxophone – Pepper Adams Bass, Written-By – Charles Mingus Drums – Dannie Richmond Piano – Horace Parlan, Mal Waldron Tenor Saxophone – Booker Ervin Trombone – Jimmy Knepper, Willie Dennis そしてもう一つ、セロニアス・モンクの演奏も何だか知らないが癖になる。あの有名なラウンド・ミッドナイト(当初はラウンド・アバウト・ミッドナイトだった)の作曲者自身の演奏は、エキセントリックで奇人と呼ばれるに相応しい。 Norway 1966 dvd "LIVE in '66" Thelonious Monk(p) Charlie Rouse(ts) Larry Gales(b) Ben Riley(ds) そういえばチャールズ・ミンガスも双極性障害の傾向やうつ病の気もあって変人呼ばわりされていたんだっけね。 こういう変人が私は好きだ。「類は友を呼ぶ」というのか、同じ匂いがするというか親近感を覚える。自分も変人だからなのだろうかと、半分は認めているものの半分は「個性が少しばかり強いだけ」だという思いもある。 ストイックで自分を押し殺して生きている私にとって、これらの変人と言われる人にあるストレートな生き方に無性に憧憬を持ってしまうのは仕方ないことだと、腑に落しているのであります。