♪ 我々の中にネアンデルタール人がいる皆に同(おんな)じDNAあり
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始めたのが2月24日、8カ月目に入る。ウクライナ情勢はまだまだ終息の糸口が見えない。プーチンは破れかぶれもいいとこで、引くに引けない状況でどんどん悪い方へ悪い方へと向かい、かなり破滅的な方向へ走り出している。
今や、実質はNATOとの戦い。武器輸出国がこの時とばかりに武器を送り込んで、ウクライナに軍事支援を続けるアメリカやイギリスなどとの戦いの構図になっている。NATO側には損失はないどころか、長引けば長引くほど都合がいいわけだ。こうなると、ロシアもまともに戦っていては勝ち目がない。
誘導型多連装ロケットシステム どんな禁じ手でも使って何とかするしか方法がない。あらゆる国際法違反、予備役の動員、でたらめな国民投票、占領地のロシアへの統合、ロシアの民間軍事会社 (PMC)・傭兵ワグネルの利用・・。
ロシアから脱出する大勢の人々。
プーチンは『ピョートル大帝は何も征服しなかった。彼は領土を取り戻したのだ』と言いその継承者として、ソビエト崩壊後にロシアが不当に失った一部の領土を取り戻さなければならないという目的で始めた侵攻だった。比較的、短期間での作戦を見込んでいたが、そうはならなかった。
「ロシア軍、ウクライナ東・南部で急速に撤退か」
東部ではロシア軍の防衛線がルガンスク州境まで撤退したもようで、ハリコフ州ではロシア国境近辺の一部の小地域を除き、ロシア軍が撤退したことを示している。南部のヘルソン州でもロシア軍の防衛線が後退した。
ウクライナが反撃を強める東・南部地域から
ロシア軍が急速に撤退している様子(ハリコフ州で撮影)
今や到達すべきラインがどこにあるのか、明確なものを持たないまま前進できるだけのことをしているに過ぎない。その時その時の状況に応じて、対処療法をひねり出しているだけで明確な収束点など無いに等しい。
厳しい制裁の中で、天然ガスや原油、金属などの資源価格が急騰し中国やインドが購入していることで、何とか経済を回している。しかし、それも次第に効果が薄れてくる。
「このひどい状況から抜け出すには交渉を行うしかない」とロシアに気づかせることができれば、終息させられると、CIA長官も務めたデイビッド・ペトレアス氏は言う(イラクとアフガニスタンでの2つの戦争をアメリカ軍の現地司令官として戦った人)。
しかし、プーチンの性格からして容易に事は運ばないだろう。絶対に負けを認めない彼に、うまく矛先を収めさせる名案が見つけられるのか。
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海人三面相⏩ある開業医のブログより
今回、ノーベル医学生理学賞に決まったペーボ教授は、DNAを分析し我々の祖先が生物学的に交わっていたことを明らかにした。欧米人やアジア人の現代人が持っているDNAの一部は、ネアンデルタール人から受け継いだものだということ。「我々の中にはネアンデルタール人が『いる』」と。
人間は、生物の中でもっとも野蛮な生きものだ。人種の違いで殺し合い、差別や排除を繰り返す。それをバカげたことだと思えるようになる日が来るのだろうか。
*地球外生物からの攻撃で人類が滅びる危険が出てきたとき
*AIが人類を制圧しようとし始めたとき*
このような危機的状況にならなければ無理なのだろうか。
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* ウクライナ応援の思いを込めて、背景を国旗の色にしています。