♪ 電車音が猛暑の空気引き裂いて夢の中まで暑くしてゆく
40℃超えのトンデモナイ猛暑は過去にもけっこあったようで、今に始まったことじゃないんだなぁと驚いてしまう。
通年の歴代高温ランキング(気象協会)
観測所には、気象台や気象台と同様の観測装置を使う測候所、気象観測所、特別地域気象観測所(以下「気象台等」と呼ぶ)と、アメダスの2種類がある。*印の地点は気象台等。
この異常な高温の一番の原因に「フェーン現象」が挙げられる。通年のランキングから、主な場所の立地状況を調べてみた。
「フェーン現象」湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で吹く乾燥した高温の風のことを「フェーン」と言い、 そのために付近の気温が上昇することを「フェーン現象」と呼ぶ。
「通年歴代ランキング都市の地理的特徴」
*中条市 41.8℃ 南東に山
*熊谷市 41.1℃ 西、南西に山
*浜松市 41.1℃ 南が海、山は遠い
*美濃市 41.0℃ 北側に山
*江川埼市 41.0℃ 狭い盆地
*多治見市 40.9℃ 盆地
*山形市 40.8℃ 盆地
*青海市 40.8℃ 西側に山
*甲府市 40.7℃ 盆地
*寺泊市 40.6℃ 東側に山
*かつらぎ町 40.6℃ 南北に山
*桐生市 40.5℃ 盆地
*勝沼市 40.5℃ ほぼ盆地
*伊勢崎市 40.5℃ 北・西・南に山
*三条市 40.4℃ 東側に山
*名古屋市 40.3℃ 遠いが北・西・東に山
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すべてがフェーン現象ではなく、他の要素で高温になた都市もある。高気圧や前線の位置、台風の影響など様々が影響し合う。とはいえ、ほとんどがフェーン現象の影響があったと考えられそうだ。
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2022年の6月・7月はよっぽど暑かったようだが、のど元過ぎればなんとかで、忘れてしまっている。
6月でも、2011年以降、40℃台は少ないが現れ始めている。
7月はバラバラで、毎年突発的に現れているような感じ。
8月は2007年以降が多く、一番暑いことがよく分かる。
9月は、2000年以降40℃超えは少ないが、概ね10年ごとに猛暑。
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今年は梅雨の末期のような気圧配置で、梅雨前線が本州付近に停滞し、前線に向かって湿った空気が流れ込んでいる。北は大雨、南はムシムシ。湿度が高いため気温以上に暑く感じる。
梅雨が明けて、はたしてどんな気温になるのか。ここ一週間は曇りがちで、陽射しが遮られるので一息つけるがこういう日が挟まると、その後の暑さが却って堪える。 |
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