♪ ゆうかげにかそけき月の昇りくる中間選挙の行方怪しき
昨日、玄関でパーゴラの枠に入れた切り込みにドリルで穴を開けていた。
アランが見失った小ネズミを、再び追い回し始めた。鼠は元気だ。階段のところまで来たので横取りし、隣家の畑の裏に逃がしてやった。きょとんとして動かないので、ちょっと刺激してやったら枯葉の下に入っていった。
☆
木工はあまりやったことがなかったが、義父が得意でリフォームしたり、器用にいろいろな物を作っていた。それを垣間見ていたし、使っていた鑿が何本かある。
枠に桟の半分の溝、桟も半分の溝を切って嵌めこむのが理想だろう。しかし、面倒だしピタッと嵌めるほどの技術はない。枠の方だけのカットとした。
溝に電動ドリルを当てると、3カ所目にぽろりと取れる。1本に8か所。簡単に2本が終了。あとは鑿で浚えて、平らに整えればいい。
この方法は正解だったようだ。やってみれば、鑿がよく切れるので作業がはかどる。楽々削って余裕で終了。ちゃんと直角に切れているので見栄えもいい。
ギリギリの寸法で溝を掘って、嵌らなかったら癪だ。面倒を避けてほんの少し緩めに切ってある。桟を嵌めてみると問題なく収まった。緩いのはボンドを流し込んで埋めてやればいい。
☆
夕方少し前にウォーキングへ。体調がよく、大股の速足で左回りのコースを行く。快晴で風もなく穏やかな空。味気ない中にわずかな表情を探す。貴重な雲が竹やぶの一角に浮かんでいる。
おや、月が出ている。月は東に陽は西にか。山に隠れて陽は見えないが。この日は月の出が午後5.9で、月の入りが未明の04.9となっている。
少し行くと下り坂がある。その坂の正面に月が見える。ちょうど差し掛かったところ、カラスの集団が横切っていった。塒に帰るところなのだろう。
カラスの塒がある佐布里池は正面斜め前なのでちょっと方向が違う。まだ時間が早く、大回りしていくのかも。カラスの習性までは分からない。
夕暮れ時に月を友として歩くのも悪くない。タイミング的にそうあることでもない。今年は、空一面が真っ赤に燃えるような夕日をまだ一度も見ていない。気候と関係あるのだろうか。
薄暗い歩道の角で蹴躓いて転んだ記憶がまだ生々しい。真っ暗になる前に帰りつこうと、相変わらずの早歩き。11,500歩ほど歩いたがそれほど疲れた気がしない。
芭蕉は1日十里を、連日歩いていたらしい。1キロ10分として400分。単純計算で7時間弱。
7時に発って、ノンストップで15時ごろ。今のような平たんな道じゃないしアップダウンも激しかっただろう。丸一日歩いて暗くなる前に宿に入るのがやっとだったんじゃないだろうか。そんなことを考えながら戻って来た。
蝶豆の種が欲しいので様子を見てきた。まだまだ青々としている。当分先になりそうだ。
エゴノキの種子を野鳥が食べるというので採りにいったら、もすでに落ちてしまっていた。えらい違いだ。
|