♪ 南方より〈超悪魔の子〉来る夏の熱暑に耐える身体をつくる
今年はエルニーニョ発生が確実。それも「スーパーエルニーニョ」になるという。日本は「正のインド洋ダイポールモード現象」の影響で、通常なら冷夏になるはずのものが、逆にかなりの猛暑が懸念されている。
暑くなってからでは遅い、早急に体を「暑 熱 順 化」させる必要がある。
産業革命以降、化石燃料を燃やしたことで地球の気温は約1.1度上がっている。「10年に一度」の熱波や旱魃の起こりやすさが、それぞれ2.8倍、1.7倍になっているという。さらに気候変動を悪化させる事態が起きつつある。
世界気候機関(WMO)は、「今後5年間、世界平均気温が過去最高レベルになる可能性が大きい」といい、日本の気象学者や気象庁も「今後数年間は温暖化が加速したような状態になるかも知れず、想定外の異常気象が起こる可能性が非常に高い」と警告している。
朝日新聞
温暖化が合体することでスーパーエルニーニョとなり、山火事、洪水、旱魃、その他、想定外のとんでもないことが起こる状況が整った。すでに「異常気象が、異常ではなくなりつつある」。この異常事態については12日のブログにも書いたばかり。
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とりあえずしなければならないのは、自分の命と生活を守ること。
現代人は機械に頼る生活となって、生物の本来持っている素晴らしい機能を蔑ろにし、自分で自分の首を絞めている。
ちょっと暑いだけで熱中症になったりする。体温調整機能をエアコンを使うことで機能不全にしてしまっている。良い事だと思って利用している文明の利器が、逆に害になっている。
宣伝にあおられ、隣の芝生が気になり、経済優先を妄信し、便利が幸せをもたらすと信じ、同時に失うものに目を向けない。
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高度な文明は、いつか滅びる。滅びる前には苦しみが待っている。その苦しみが今、人類に襲い掛かろうとしている。「自助→共助→公助」と言って批判を受けた総理がいたが、政治家が言うから問題なのであって、一個人の立場で言えばこれが正しい。自分の身は自分で守る。
人間社会は「共と協」で成り立っているため、個人の問題までそこに含めようとする。しかし、それでは個が成り立たない。
長々と書くのはやめます。茨木のり子さんの詩の、「感性」を「身体」に置き換えてみるといい。
「自分の感受性くらい」
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ |
自分の身体くらい 自分で守れ
ばかものよ
台風を阻止することはできないし、ゲリラ豪雨にもお手上げだ。この梅雨末期にはトンデモナイ大雨が懸念されているし、大型台風やかつてない竜巻なども要注意。しかし、守ることが出来るのは自分の身体だけ。
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