♪ 台風と尿路結石 通過せり空に靜もる湖を見に行く
尿管結石もようやく癒え、幸いなことに台風7号も被害なく過ぎ去ってくれた。
どこかが痛いとか身体的な苦痛があると、一日がどうしても暗く閉鎖的になりがちだ。そこから解放されて、その無病息災、恙ないことの幸せを改めて思い知る。逆に言えば、たまにこういうことがあった方が健康の有難味が分かるというもの。
4日間にわたっての禁欲的生活で酒を飲まず、ちょっと飲み過ぎていた肝臓を休ませることもできた。
空はまだどんよりと雲に覆われて、台風一過の青空には程遠いが、健康体に戻って晴れ晴れとしている朝です。
台風の南風が心配されたが、西へ逸れたために大した被害もなく済んだ。
背中の横に痛みが出て、それが治ってしばらくしてから原因不明の腰痛に苛まれていた。どこか内臓に問題があるのか?と思わなかったわけでもないが、まさか尿管結石のせいだとは思いもしなかった。結石の痛みが消えると同時に腰痛もすっかり治ってしまった。
早朝ウォーキングでいい気分になって、ルーチンを変えてみようと思っていた矢先のアクシデント。出鼻をくじかれた感じ。
健康を取り戻して、その生活のあり方に一層関心が向くようになった。
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筋トレが思いのほか全身にいい影響を与えるという。筋肉量が増えると脳にも体にも良い事ばかりらしい。筋肉そのものが「マイオカイン」というホルモンを出していて、筋トレをするたびに分泌される。生理活性物質(サイトカイン)の総称で、これまでに30種類以上のマイオカインが見つかっている。
「イリシン」は血流に乗って脳に運ばれると、神経細胞を活性化する。糖や脂質の代謝に深く関わり、筋肉中で糖や脂質の代謝を高めるだけでなく、膵臓でインスリン分泌を高めたり、脂肪組織を燃えやすい褐色脂肪細胞に変えるなど、筋肉以外の臓器でも働く。
「SPARC」には大腸がんを抑制する働きがある。他にも脂肪の消費を促したり、糖尿病・高血圧・動脈硬化を抑制するマイオカインもある。
「運動誘発性」のマイオカインは、運動を継続して行うことでより効果を発揮するような仕組みになっている。運動強度が高いほど分泌量が増えるという報告が多くあって、できるだけ強度の高い運動を長時間行うことが、健康効果を得るための近道になる。
スクワットは最も筋肉の多い太ももを鍛えるので効果が高いが、ダンベルを使って負荷をかけたり、ジムなどでさらに強度の高いトレーニングを行うことで、マイオカインの分泌量をより増やすことができるという。
ウォーキングやジョギングと合わせて、筋トレもした方が良いという事らしい。
筋肉は水分を溜める作用もあるので、熱中症予防には筋トレが良いというのは知っていたが、全身にわたって様々な効果を発揮してくれるとは。
マイオカインは、細胞活性を高めてコラーゲンの産生を促進することも分かっている。またシミの原因のメラミン色素を造りにくくすると共に内側から破壊する働きもあるという。ご婦人だけでなく、高齢者は老人斑が増えていくことに苛まれている。シミが無くなるだけでも見た目がずいぶん若返る。シミが無くなれば心も若返る。
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マイオカインは、良いことづくめ。筋トレを習慣化するだけで若返り、健康になる。こりゃあやらない手はないね。健康に貪欲になることで、暗い不安な老後を明るいものに変えることが出来るということ。
昨夜は、結石の痛みからようやく解放されて気を良くし、4日振りに筋トレ。
スクワット:20回×5セット、腹筋:50回×3セット、腕立て伏せ:10回×5セット。今のレベルならこの程度で満足していてはダメで、回数、セット共に増やしていく必要がある。
そして、トレーニングルームにも通うべきだと改めて思っているところ。
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