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カテゴリ:子育て支援
12月1日(金)に加古川で杉山千佳さんをお招きして4つ葉の勉強会を行った。
稲美町での講演会や講座は今までにも企画したことはあったが、町外での企画ははじめて。 何とか無事に終わってほっと一息・・・ 実は、4つ葉についての話をきちんと聞くのははじめて。 記憶に残っていることを記録しておく。 ★どうして4つ葉プロジェクトをはじめたのか? 杉山さん自身の個人的体験からスタート。子どもが産まれたから、何の疑問もなく退職して専業主婦になり子育てをスタート。その後フリーのライターとして育児雑誌の記事を書いていて、子育てをしている母が抱えている不安・負担感・つらさ・閉塞感など「子育てがつらい」ということに関しては「暗黙の了解」のことだった。 しかし、「少子化への対応を考える有識者会議」に参加した際に、大臣たちは「子育てがつらい」ということすら知らず、とてもショックを受けた。しかし、育児雑誌側でも、母親に共感することばかりに意識がむいていて、子育ての現場でなにが起こっているのか当事者以外に向けて発信してこなかった。「このずれが解消できない限り、子どもも親も、社会全体、幸福になれない」 ★なぜ「地域子育て支援」施策が手薄になってしまうのか? 今までの少子化対策は、保育に比重がかかりすぎてきた。しかし、0歳児の94%、2歳児でも75%が家庭でそだてられている。ほんの数%の家庭に対する施策だけでなく、大多数の家庭で子どもを育てている層への支援が求められている。 とはいっても、保育へのお金を削って地域子育て支援の方にまわすようにというわけではない。日本において、児童・家族に関する社会保障は全体の3.8%と非常に少ない。これは世界的にみても非常に少ない額である。 だから、4つ葉プロジェクトでは、「国の税改革・社会保障制度改革において、子ども・子育て分野に必要な財源を確保し、本当に必要なところに支援の手が行き届くように働きかける」。 子ども・子育て施策を「年金」「介護」「医療」よりも優先させて取り組んでほしい! 専任特命大臣を配して取り組んでほしい! ということを訴えている。 ★これまでの活動 勉強会の開催 ブログの創設 http://plaza.rakuten.co.jp/yotubaproject/ 選挙に行こうキャンペーン ・・・子どもには選挙権がない。若い親の世代は選挙に関心がない。「ママもパパも子どもたちのために、自分のために選挙に行こう!」と訴えるために、特定の主義主張はせずに、子育て支援の施策に対する各政党のマニフェストや公開質問状の内容を公開。 4つ葉地域支部 KKPスタート 自治体予算チェック 自治体予算チェックについては、勉強会開催前に、実行委員のメンバーが加古川、福崎町、稲美町において、就学前の子どもに使われていると思われる金額と高齢者に使われていると思われる金額を予算書からの拾い上げてみた。 数字の正確さという点から見ると不十分だと思うが、一市民が実際に自分の住んでいる町の予算が何に使われているのかを調べてみるという「行動を起すこと」が、まずは大切なのだと思った。 長くなるので、勉強会の感想は次回に・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.05 02:50:23
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