我が家にはキッチンに面したカウンターがあるものの
椅子が今までありませんでした。
新居ですごして数ヶ月、
やっぱり秋田木工の曲木のカウンターチェアがどうしても欲しくなり
昨年来、家具については全幅の信頼を寄せている
愛知県小牧市の「家具の小川」さんに3月にお願いしていた我が家でした。
ところが、オーダーしたところ、
秋田木工は昨年12月に破産していたことが判明し、
「なんとか仲間にあたって・・・・みます・・・・。・・・・。」という小川社長。
それから一月以上。
小川社長からは一切、何の連絡もなかった。
「やはりだめか・・・。民事再生からの破産だというし、工場ラインも動かせんだろうな~」
ところが、
土曜日、三方五胡のドライブから諸事情で急遽帰宅した留守電に
「小川です。椅子が入りました。お電話ください。」
という小川社長のメッシージが!!
夕方お客様が帰られたあと、
夜のバレエレッスンキャンセルやむなしと、
愛知県小牧市の「家具の小川」
へ行ってきました。
店の入り口の近くで2脚の秋田木工の椅子と
「どうだ!」といわんばかりの、満面の笑みの小川社長と
その隣には、飛騨産業名古屋店の「加藤君」が立っている。
「在庫があったんですか!?」
「違うよ。いろいろあたったけれど在庫はもうなかった。」
「・・・きれいですけど中古・・とか?」
「まさか。」
「・・?。どうしたんですか?」
「秋田木工に作らせた。」
どっか~ん。
でた。
ひさびさに聞きました。その単語。
思い返せば、
応接セットは
飛騨産業初の試みとなった、ロングセラー商品「穂高」の「プロヴインシャル仕様」に、
ベッドは
既に廃盤となっていた「穂高」のベッドの図面が残っているというので復刻版をと、
「作っていただいた」
我が家でした。
そして今回、
破産したといっても、IDC大塚家具グループ傘下に入った秋田木工、
ここに作ってもらうためには
加藤君の上司(飛騨産業名古屋店さん)から話しをつけてもらい、
実現したのでした。
注文してから約50日。
ついに我が家に、秋田木工のカウンターチェア登場です。!!
涙、涙のご対面。
腰にあたる曲線もいい感じです。
この日は夕食も外で食べ、夜遅く夫とこの椅子に座って、至福のひととき、乾杯。