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カテゴリ:読書
《骄阳似我》上巻を読んだのは5年くらい前ですが、当時庄序の言動がよく理解できなくて 「なんだこいつ。急にキレ散らかして。」と思っていたんですよね。 大学時代、クールな立ち位置で曦光の猛アタックにもリアクションをほぼしなかったのに 半年後、曦光が彼氏と二人で彼の前に現れた時に人が変わったように感情的に曦光を責めて… という部分がちょっと分からなかったんですけど、下巻を読んでやっと意味が分かりました。 というわけで、今日は市民センターの学習コーナーに行って庄序の行動履歴を整理しました! 朝8時半から午後3時20分まで!休憩なし!ぶっ続け(*‘∀‘) 中国語の試験勉強をする時の10倍の集中力を発揮する私(;'∀') 小説を読みながら庄序の部分をピックアップしていきましたが、結局庄序が登場しない 場面もついつい読み耽ってしまい、4時から美容院の予約をしていたので最後は駆け足よ。 というわけで庄序くん。 南京にあるA大学の学生。頭脳明晰で教授陣の覚えもめでたい超優秀な学生。 イケメンで高身長。家は貧しいが自尊心はエベレストより高い。という設定。 ① 大学3年の夏休み。庄序が資産家の家に家庭教師として訪問した時、彼の生徒である 高校三年生の姜锐の従妹の曦光に出会う。後に彼女が彼と同じA大学の同級生であることが判明。 ⓶ 庄序に一目ぼれした曦光は庄序に猛アタックを開始。最終的に曦光は庄序に正式に告白 するが、庄序はあっさり拒絶。 ③ 庄序は就職説明会でほとんど面接の申し込みができなかった曦光を助けて、上海のいくつかの 企業の面接申し込みを取り付けることに成功。 ④ ルームメイトの容容への有名企業からの面接通知の電話を曦光がわざと取り次がなかった という疑惑でつるし上げにされている時、庄序は傍観するのみ。曦光は孤立。 ⑤ 勉強が苦手な曦光。彼女が教授に提出した卒論の全面書き直しを命じられ、卒業できるか どうかのピンチ状態に。その場面を偶然目撃した庄序は彼女の卒論のタイトルで完璧な論文を 書き上げ、彼女にメールで送付。そのおかげで曦光は無事大学卒業(^-^) ⑥ 卒業後、友人たちとの飲み会の後、二人きりになった庄序と曦光。 曦光の葡萄の例えの話で、庄序は曦光と心が通じ合ったと勘違い。本当の勘違い。 ⑦ 卒業後、外資系の大手銀行に就職した庄序。てっきり上海の会社に就職したものと 思っていた曦光は上海にはいないし、電話も通じない。あちこち探して、最終的に彼女の 従弟の姜锐の家を尋ねたら、お手伝いさんが「曦光お嬢様はうちの姜锐ぼっちゃまと一緒に 国外へ留学しました。」と聞かされてが~ん。(お手伝いさんは「留学」と「遊学」を 勘違いしていたというオチ。曦光は2か月間ヨーロッパで遊び回った後帰国していた。) ⑧ 半年後、同級生の結婚式に彼氏と二人で現れた曦光を見てが~ん。 結婚式場の廊下で曦光を捕まえ、ブチ切れて「裏切者」的な言葉で曦光を罵る(;´д`) ⑨ ⑧の時の曦光の「彼氏」というのは嘘で、二人はその時は実はまだ付き合っておらず、 曦光はまだ庄序を想っていた。しかし、庄序に嫌われていると思いこんでいる曦光は 庄序に惨めな自分を見せたくなくて林屿森と恋人のふりをして強がっていたのだった。 ⑨ 真相を知った庄序は曦光を「なんであの時恋人だなんて嘘ついたんだ!」 「あの時は自分にもチャンスがあったってことじゃないか!」 「オレがどんな間違いを犯したっていうんだ!曦光!?」と狂ったように責める。 で、「あなたがいつあなたが私を好きと思わせてくれたっていうの?」 ときっぱり曦光に断られる。 という流れ。長いね~。これでも10分の1くらいに縮めたんだけど。 庄序が②で曦光の告白を断った理由は小説内でははっきり描かれていませんが、 私の推察では、 ・「自分の生活に急に登場して引っかき回すうざい女」と思った ・資産家令嬢の曦光に引け目を感じていた のどちらかだと思っています。 いずれにしろ、最終的に庄序は曦光が好きになったらしいんですけど、この庄序、 全く曦光に意思表示をしないのです。プライドが高すぎるから?カッコつけたいから? 彼としては、言葉にしなくても③とか⑤の行動で好意を示したつもりになって いたみたい。でも、性格的にニブい寄りの曦光には通じていなかったみたい 笑。 ③の企業面接の申し込みを手伝ってくれたのは曦光はただの「友達として」と思っているらしい ⑤の卒論に至っては容容が曦光に濡れ衣を着せたのを容容の代わりに謝罪してくれたお詫びの 行動と思っているらしい(曦光は庄序と彼の幼馴染の容容が付き合っていると勘違いしていた) 庄序としては、卒業して外資系の大手銀行に就職して成功すれば、資産家令嬢の曦光と 釣り合う男になれる!それまでは我慢我慢…とかなんとか思っていたんでしょうけどね。 たぶん。 ②で庄序が曦光を拒絶した時に曦光がにっこり笑って彼に「あなたが私を拒絶しても、 私はずーっとあなたのことが好きだから!覚えておいて!」と言った時、ノーリアクション だったくせに内心では曦光のその言葉をずーとっ心のよりどころとしてたらしいんですけど。 曦光がどういう行動に出ようと常にノーリアクションだった庄序がアホとしか言いようがない。 ⑧の時点で曦光を責めないで素直に告白していれば彼女を手に入れられたかもしれないのに。 あっ、⑦の後で彼女を探し出して、彼女に想いを伝えることができた可能性もあったしね。 ③と⑤の行動で彼女に想いは伝わってると思い、⑥で自分たちは両想いだと勘違いする 庄序がアホです(本日2回目の「アホ」)プライドを捨ててもっと早い段階で積極的に 意思表示をするべきでした。 人を疑うことなく真っすぐに育ってきたお嬢様の曦光が相手ならなおさらよ。 最終的に「今さら何言ってんの?!」的な剣幕で曦光から拒絶された庄序はここで退場。 10年後を描いた下巻の番外編でやっと庄序は曦光を吹っ切ります。 この番外編を読んで私もほっとしました。「庄序くん。これから幸せをつかんでね。」と。 というわけ、庄序についてはこれで終わり。 自分が書きたかっただけです。誰も興味ないと思います。 終わりまで読めた人います? 笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.26 00:19:32
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