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カテゴリ:運転手のお仕事
先日、会社から、
「賞金バトル」(hashire命名)が発表されました。 賞金獲得のルールの詳細は、 会社名が特定されてはいけませんので、 公表は避けさせてください。 簡単に言えば、 「年間を通して売り上げが上位の運転手に、賞金を支払う」 という内容です。 詳細が発表できませんので、 読者の皆様には、 わかりにくいお話かもしれませんが、 ご了承ください。 タクシー運転手を経験したことのある方なら、 おそらくおわかりだと思いますが、 一人の運転手が、 決まった勤務時間の内側で、 稼げる金額は、 そんなに差が出るものではありません。 よく運転手が、 「今日は、目がよかった」 とか、 「今日は目が悪かった」 などと、 一日の売り上げについて、 話題にします。 しかし不思議なモノで、 1ヶ月、あるいは1年のトータルでみてみると、 意外に思われるかもしれませんが、 そんなに差はつかないのです。 「ドングリのせいくらべ」 という言葉がぴったりです。 しかし、 そんな運転手の中に、 やはり、厳然と順位がついていきます。 (厳密には、少しの上下はありますが、あくまで少しです。) 今月上位だった運転手が、 次の月にはビリになる! ということは、ありません。 (病気などで長期欠席などをした場合を除く) つまり、 上位をいく運転手は、年間を通して上位。 下位をいく運転手は、年間を通して下位。 ということです。 それでは、 上位をいく運転手は、 どんな仕事をしているのでしょうか? これは、 hashireの過去の経験です。 hashireもかつて、 上位を走り続けていた時代がありました。 その結果、「賞金」を頂いたこともありました。 その頃の、 hashireの「走り」とは、 1,交通法令を違反する。 2,労働基準法を違反する。 というものでした。 だって、 売り上げをあげようと思うと、 そうするしかないんですもの。 1,の交通法令違反の代表的なモノは、 制限速度違反 (特に夜間は、一般の交通量が少ないので、プラス20km~60km位は平気でした。) 一旦停止違反 (細かい路地が続く、住宅街や繁華街の交差点など、煩わしいほどの「一旦停止」。これを「守る」と「守らない」とでは、仕事の効率が全然違います。) 2,労働基準法違反では、 長時間労働 毎日、2~3時間の残業は当たり前!! 毎日ですよ。 毎日!! 以上は、hashireの経験です。 今から思えば、 ‘よく事故を起こさなかったなあ・・’ という思いですが、 逆に言えば、 「恐ろしい運転」 だったのです。 今のhashireは、 そういう過去の反省に基づいて、 「交通法令遵守」 「労働基準法遵守」 を目標に、 仕事をしています。 ですから、 以前ほど、 ‘上位’に食い込むことはなくなりました。 会社から発表された「賞金バトル」 の褒賞基準は、 あくまで、「売り上げ」です。 そこに、 交通法令を違反した者や 労働基準法を違反した者を 排除する規定もありませんし、 そういう法令を遵守した者を 褒賞する規定もありません。 「売り上げ」だけ。 です。 となると、 賞金をゲットしようと思うと、 法令違反を強いられ、 法令を遵守した運転手には、 何も褒賞はない。 ということになるのです。 会社が「賞金」として準備しているお金は、 あくまで、「運転手」が稼いだ「売り上げ」の一部のはず。 その売り上げが、 「ルール」を守った者には配分されず、 「ルール」を破った者に配分されるということは、 よろしくないと思うのは、 hashire ひとりだけでしょうか? ※売り上げを増やすためにすることは、 1,2,だけではありませんが、 hashireはやったことはありません。 これも、 他の運転手に迷惑がかかりますから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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