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カテゴリ:映画
今回はDVDの紹介です。
「世にも不幸せな物語」監督:ブラッド・シルバーリング タイトルにあるようにレモニースニケット著作「不幸なできごと」の映画化。 私は読んだ事無いけど、どうもベストセラー・シリーズらしい。 主役はボードレール家の三姉弟妹ヴァイオレット、クラウス、サニー。 物語は、両親が原因不明の火事で亡くなり、孤児となった3人を遠縁の親戚 オラフ伯爵が引き取る事から始まる。 伯爵の狙いは子供達の両親が残した莫大な遺産で、 子供達から横取りするために執拗なイジメを繰り返す、 というか露骨に命を狙います。 実は劇場公開時、ひたすら不幸続きで救いの無い話だと聞いていたので 今ひとつ観る気が起きなかった。 それが、DVDがレンタル開始になったんで、何となく借りて観たんですが。 買っちゃいました、DVD。 好き嫌いがはっきり分かれる映画ではあるが、私は好きですよ、こ~いうの。 どこが良いってズバリ、 オラフ伯爵役のジム・キャリーと長女ヴァイオレット役のエミリー・ブラウニング最高! この二人をキャスティングした時点でこの映画成功です。 (逆に言うと、いなかったら凡作になってたであろう) そして、全編に流れるティム・バートンを彷彿とさせるゴシックな雰囲気 ・・・そう、ティム・バートンが監督していたら!と思わせてしまうトコロが問題。 演出、脚本共惜しいんですよ、いまひとつ色んなものが足りない。 ストーリーも原作3話分位をまとめたらしく、かなり散漫になってるし 3姉弟妹の特殊能力も使いきれていない。 っていうか、次女サニーの噛み噛み能力なんざ紹介しただけ。 それでも、前述の二人の魅力だけで、この映画は観る価値有りだと思う。 ジムは、冠に「ジム・キャリーの」って付けていい位、 良くも悪くもこの映画の主役になってるし エミリーは、そんなに美人でもないんだが、 「ヴァイオレット」としての彼女は最高にかわいい&セクシー。 こんな風に書くと、すごい斜めから観ないと面白く無いようだが、 二人の存在が大きすぎて、余計に他の部分の足りないのが 勿体無く感じられてしまう訳ですよ。 ともかく、脚本や演出の弱い部分をこの二人がカバーしており 結果的に魅力的な作品に仕上がっているのであります。 続編を作る気があるのかどうかは知らないけど、 次に期待したい作品ではありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/01/15 04:03:14 PM
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