テーマ:ベクトルは内向き(16)
カテゴリ:ベクトルは内向き
いわさきちひろ『王子を想う人魚姫』 僕らの前にあるのは、いつも「わかれ道」だ 「わかれ道」を通るためには、どっちか選ばなきゃならない 小さな「わかれ道」の積み重ねが、大きな「わかれ道」を作ってゆく そうして、気がつかないうちに、いつも僕らは道をまちがえている 自分を犠牲にして誰かに尽くすことは、美しいことかもしれない。 しかし、自分の幸せを犠牲にしたことを、誰かのせいにすることは醜いことだ。 例えば、母親が子どものために勉強している姿は美しいだろう。 だけど、母親が子どもに無理に勉強させようとしている姿は醜い。 生きることはバランスをうまく取ることだと思う。 自分のために生きることは決して悪いことではない。 自分のためだけに生きることが醜いことなのだ。 相手の身になって、相手の眼で世界を眺めたいと想うこと・・・ それが恋というものかもしれない。 だから、自我を捨てた恋愛とは奇跡的なものなのだろう。 相手に何かを求めるだけで、自分は何もしないような・・・ そんな自分勝手な恋愛が多いような気がする。 相手からもらうばかりで、それでも足りないと言っている人間が多いような気がする。 「恋する」って、自分を捨てて、相手の心で世界を見ようとすることじゃないかな。 「愛する」って、自分を捨てて、相手のことを一心に思うことじゃないのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年12月21日 21時25分06秒
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