しみち「今日はやっぱりハノンからですか?」
H先生「そうね、まずそれをやりましょう」
しみち・・・先生のセットしたメトロノームに合わせて弾く・・・
H先生
「ちょっと早くなりつつあるわね」
「早くなりそうなのをあえて抑えてテンポを守ることが大事なのね」
「1番だけでもしっかりできれば怖いものなしじゃない?」
しみち
「いやぁ、まだ怖いものはあると思いますけど…(笑)」
「何か練習曲でやっておいたほうがいいものありますか?」
「今の自分に必要なものがあればやりますけど」
H先生
「ツェルニー30番とかあるけどね・・・」
「でも面白くはないでしょう?練習曲のレッスンになってしまうから」
でも先生は僕が基礎がきっちりできてないので、、
初心者が弾くような練習曲でしっかりした弾き方を身につけて欲しいという
希望があることが先生の心情から読み取れたので
あえて僕はこう言いました。。
しみち
「それじゃあ、ブルグミュラーの一番この『素直な心』をやりましょうか?」
「これ!やっておきますよ!」
H先生はうんうんとうなづいて
H先生「じゃあ、できたら教えてください」
そういうと先生は幾分喜んでいるように察しられた。。
まぁ、そうだよね?基礎がきっちりできてないで
ショパンの曲をどんどん進めて欲しいって言われてもね、、
教える側の先生からしても、ん~~ちょっと・・・って思うものだよね。。
H先生「それじゃ、ノクターンやりましょうか?」
しみち「最初からでいいですか?」
H先生「はい」
しみち・・・演奏開始・・・・最初の右手2つの音を弾いた時点で早くも・・・
H先生
「はいっ!もうAの音の出し方がだめね<」
「Aの2の音より5の音のほうが強くなっちゃってるの」
「2を多少強めで5は多少弱めに」
「espress dolce は『表情豊かに柔らかく』」
しみち・・・演奏・・・
H先生
「うん、そうね」
「Cはデクレッシェンドだから1拍目→2拍目→3拍目とだんだん弱くなるの」
しみち・・・演奏・・・
しみち「
Fの部分は指を変えたのでちょっとぎこちないかもしれませんよ」
H先生
「Fの部分はだんだん盛り上がっていくところなんだけど
F2の4の音でいきなり弱くなっちゃってるの
この4の音は強くていいのよ」
しみち・・・演奏・・・
ん~~、結構強く弾くほうがいいんだな。。
H先生
「F-G-Hのところはやっぱり右、左、ペダル、表現力、強弱のすべてのバランス
が大事だわね、それはやっぱり自分なりにどう表現したいかによるわね」
先生はどのフレーズもかなり歌ってるしテンポも変えて確かに表現豊かだ。。
一方僕はわりと素直に淡々と弾くのがお気に入りの弾き方なんだけど。。
↑↑これは先生の前では言ってないよ。。
H先生「今度はIから弾いてみて」
しみち・・・演奏・・・
H先生
「このIの右手の4→5→4→51→42→51、ここまでつなげて!」
「しみちさんのはこうよ」・・・・先生が真似て演奏・・・
「右手が上に弾んじゃって離れちゃってるの」
しみち・・・演奏・・・
H先生「うん、そう、指の運びを離さずに」
「それじゃ、次はここから」
でもここって右手と音が被るから右の1,2の指は離さざると得ないんだけどね。。
H先生「前回Lのところからはうまく弾けてたじゃない?」
しみち「あ、ここは頭の中でカウントするようにしてます」
しみち・・・演奏・・・
H先生
「Kの所はそんなに強く指を跳ねないのよ」
「Lが弱く始まるから、それに備えてKの所も弱く適度に伸ばすの」
しみち・・・演奏・・・
H先生「そう、そう、それがいいじゃない?」
しみち「なるほどね!」
H先生
「Mの音は2音分押さえておくのよ、1音で離れちゃってる」
「Nの左手1は弾きなおさないの!タイだから次の小節まで押さえたまま」
しみち「え?あ!そーなんだ、タイでも弾きかえす事ってないですか?」
H先生「基本的にはないわね」
でもピアニストによってタイを弾きかえす人もいるみたいだけど・・・
しみち・・・演奏・・・
H先生「そう、そのほうが自然と弱く終わっていけるじゃない?」
H先生
「左手だけのバランスはよくなってきたじゃない?」
「総括するとやっぱり最初から右、左、ペダル、強弱のバランスが課題ね」
「そのあたりをどんどん練習していくといいわね」
しみち「はい!ありがとうございました!」(゚ー゚*)
≪ピアノレッスン第5回≫ ノクターン作品9-2 2回目