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テーマ:コーラス(2686)
カテゴリ:〔表現〕
ご存じのように、「がぎぐげご」「だぢづでど」「ばびぶべぼ」を濁音
といいます。 このうち、「がぎぐげご」については、普通に「がぎぐげご」と歌うの ではなく、鼻濁音といって、鼻に抜けるような音を出す必要がある場合 があります。 「私が」などのように、助詞として使われるとき、あるいは「音楽」 「限り」のように言葉の間に「がぎぐげご」があるとき、その言葉は鼻 濁音で歌います。「合唱」「月光」など語頭にあるとき以外は鼻濁音に するということです。(あくまで日本語の「がぎぐげご」を歌うときで、 外国語で「がぎぐげご」に近い発音があるときは別です。) 特に「が、ぎ、げ」は鼻濁音にせずに歌ってしまうと、言葉の響きがと ても汚くなってしまいます。これらの言葉が出てきたときはきちんと鼻 濁音で歌っているかどうか、いちいちチェックする習慣をつけてくださ い。 では、鼻濁音の歌い方です。 最も簡単なのは「がぎぐげご」の前に「ン」をいれること。 「ンが」「ンぎ」「ンぐ」「ンげ」「ンご」というつもりで歌うとおお むね鼻濁音にすることが可能です。 わかりにくい方は、以下の方法を試してください。「が」を歌う時のつ もりで説明します。 1.「ア」を歌うつもりで口をあける 2.そのままの口の形でハミング「ン」を歌う。このとき、舌の奥が上 あごにあたっているのがわかると思います。 3.しばらく「ン」と歌ってから、そのまま「あ」に移行する。(「あ」 に変わるとき、舌の奥が上あごからはずれることを感じる。) 4.舌の感じがつかめてきたら、「ン」の時間をだんだん短くする 上記の方法をとると、「ンア」と聞こえないか心配になる方もいらっしゃ ると思いますが、歌詞の中で上記のように歌うと、きちんと鼻濁音になっ ているように聞こえますからご安心ください。 「ぎぐげご」は「あ」の部分を「いうえお」に変えればいいわけですね。 お試しください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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